2017年04月18日
日帰り周遊パスの旅・その1
試合の日、白石駅16:10の列車に間に合わせたかったのには大きな理由があります。 この日は旭川の近文駅から「日帰り周遊パス」と言う、普通列車1日乗り放題で3000円のキップで札幌まで往復したのです。 16:10白石に間に合わなければ札幌・岩見沢間、もしくは岩見沢・深川間を特急に乗ることになり(滝川以遠の次の普通列車が4時間もあとなので)特急料金が必要になってしまうからなのです。で、この日は早起きして(普段から早起きだけど)近文駅6:32の滝川行きに乗ります。711系でなくなったのは寂しい気もします。滝川で乗り換え、岩見沢駅でいったん下車します。 かつて岩見沢駅のすぐそばに飲食店がたくさん並んでいたのに、こんな寂しい姿になっています。以前の賑わいはどこに行ったやら。昔は朝からやっている立ち食い蕎麦屋もあり、温かいものを食べることができましたが、今はキオスクしかありません。近くにコンビニすらありません。 駅前通り。こちらにも昔は蕎麦屋や商店など、多くの店がびっしりあったのに、全然違う町のようです。4条(旧12号線)から駅方向。10年位前に来たときはシャッター街でしたが、今では建物も多くが取り壊され閑散とした光景です。 昔は歩道が狭いのに人通りが多かったけど、歩道を広くしたのに人がいなくなって寂しいものです。札幌以外、どこも駅前はシャッター街ですけど、岩見沢や滝川などはあまりにひどいです。旭川はここまでひどくありませんね。 岩見沢駅に1本も列車がとまっていないなんて、早朝や夜間以外では初めて見たかも。昔は幌内線や万字線があったし、石炭列車も頻繁に出入りしたので、こんなことはなかったでしょう。 ホーム上のキオスクや立ち食い蕎麦屋もなくなりました。駅弁の立ち売りやアイスクリームの立ち売りだってあったのに。 時代の流れとはいえ、これで良いのか? 岩見沢駅の駅弁は有名で、今でも釜めしは駅舎内のキオスクで買えますが、かつての名物駅弁、いくら弁当がなくなったのは寂しいですね。鶏飯も美味しかったです。 近文8:14発のでもよかったのに、6:32のに乗ったのは、岩見沢から追分・千歳を経由したかったからで、岩見沢9:03発の苫小牧行きに乗りました。日高線で使っていた車両のようです。 岩見沢を出てまもなく、室蘭本線の旧線が見えます。左にカーブしたところで現在は線路がなくなっていますが、かつてはこちらが栗沢・栗山・追分方面に行くルートでした。30年くらい前に少し遠回りの貨物線を旅客列車が走るようにしたのです。 ちなみに、なんで旅客線と貨物線が別ルートだったかというと、貨物の操車場からスイッチバックしないでストレートに苫小牧方面へ行けるルートが必要だったからです。 かつて石勝線が開通する前は道東・道北の貨物が岩見沢のヤードに集積され、行先別に組み替えて苫小牧を経由して函館へ向かい、連絡船に乗って本州方面へ運ばれていました。 なぜルート変更したかというと、線路で町が分断されているという理由で、岩見沢市が希望したのです。 鉄道の町なのに鉄道を邪魔者扱いするとはなんたること! ルート変更によって岩見沢・栗沢間は9.7㎞が11.4㎞になり、ちょっと時間かかるようになったし、運賃は220円から260円に値上がりになりました。 値上げ分は岩見沢市に負担してもらいたいものです。 高架化と比べたらはるかに安いですよ。
posted by かもめ |09:30 | 鉄道(船舶・航空機等) | コメント(2) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:日帰り周遊パスの旅・その1
こんばんは
主題から少し外れますが。
先週、万字炭山の駅付近に住んでいたことがあるという、現在関西在住の方と話をする機会がありました。
私は万字線に乗車はしていないのですが、志文とか美流渡とか地名の話などでその方も懐かしそうにされていました。
国鉄とか炭鉱とかも遠い昔のことになってしまいました。
posted by 淡路| 2017-04-18 20:28
Re:日帰り周遊パスの旅・その1
淡路さん、コメントありがとうございます。
明日は万字線の廃線跡の写真を出す予定で、美流渡や万字のことや、万字線のルート選定にまつわる話などを予定していますので、また明日お越しください。
明後日も、炭鉱と鉄道にまつわる話をします。
posted by かもめ| 2017-04-18 20:56