5月19日(土)12:00~、札幌コンサートホールKitaraで行われたヨーロピアン・ジャズ・トリオのランチタイムコンサートに行ってきました。
ヨーロピアン・ジャズ・トリオは、ピアニストのマーク・ヴァン・ローンを中心としたオランダ出身のトリオです。レパートリーは、クラシックやポピュラーミュージックが多く、演奏もどちらかと言うとイージーリスニングに近いので、「ジャズはちょっと!」と言う方にも、人気があるようです。
観客の少なくとも3分の2は女性の方でした。ジャズのコンサートにしては珍しいですね。ローンのルックスのせいかも知れません。公演は、ピッタリ11時に始まりました。1曲目は、セルジオ・メンデスの1966年の大ヒット「マシュ・ケ・ナダ」。ボサノヴァの軽快なリズムです。
続いて、バッハのG線上のアリア、ショパンのバラード第1番。演奏の最後の一音が聞こえなくなるまで、拍手はおきません。まるでクラシック・コンサートのようです。
1曲ずつ、マークが英語で曲の説明をしましたが、とてもゆっくり綺麗に発音するので、英語が苦手な私にも、話す内容が良く分かりました。特に、「ジャズ・ミュージックも、クラシック・ミュージックも、ポピュラーミュージックもコラボレーションが大事です。」みたいなことを言っていましたが、「サッカーもそうだよな!」などと思った私です。
マイケル・フランクスの「淑女の想い」やチャプリンの「スマイル」(映画「ライムライト」より)などの演奏もあり、大満足でしたが、特に、最近亡くなったビリー・プレストンの「ユー・アー・ソー・ビューテフル」にはジーンときました。
ボサノヴァを3曲ほど演奏しましたが、ニューアルバム「黄昏のサウダージ」はボサノヴァの名曲を中心とした作品となっています。
当日、ナイトコンサートもありました。コンサを観てから夜のコンサートに行けば良かったなと思いました。ちょっと、心残りです!来年の公演は、ぜひとも夜にしたいですね。
左から
Frans Van Der Hoeven - Bass
Marc Van Roon - Piano
Roy Dackus - Drums
SETLIST
1 マシュ・ケ・ナダ/ジョルジ・ベン
2 G線上のアリア/J.S.バッハ
3 バラード第1番/ショパン
4 淑女の想い/マイケル・フランクス
5 スマイル/チャーリー・チャップリン
6 ジェントル・レイン/ルイス・ボンファ
7 交響曲第40番第1楽章/モーツァルト
8 ユー・アー・ソー・ビューテフル/ビリー・プレストン
9 ウエストサイド物語より「マリア」/レナード・バーンスタイン
Encore
10 イパネマの娘/アントニオ・カルロス・ジョビン