コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2014年12月21日

Souvenir 2014 Mariya Takeuchi Live MC編

竹内まりやさんの33年ぶりの全国ツアー「スーベニール2014」も本日の日本武道館で千秋楽を迎え、無事に終了したことと思います。まりやさん、たつろうさん、お疲れさまでした。真駒内でのライブのMCを掲載したいと思います。

さて、記憶というのは曖昧なものです。コンサートのMCは、当日キーワードだけ書き、詳しく思い出した順に書いています。連想ゲームのように次から次と出てくる場合があれば、全く思い出せない部分もあります。ジャネット・リンに関する部分は、布団に入り札幌五輪のことを考えていたら、急に思い出しました。大滝詠一さんや桑田佳祐さんに触れたコメントもありましたが、彼らの思い出に浸っちゃい、あまり耳に入らなかったようです。そのようなわけですから、記憶違いがあるかも知れません。お許しあれ!

そういえば、ライブが始まる前に、60年代の曲がBGMに使われていました。その中に、竹内まりやが大滝詠一さんとデュエットした「Something Stupid」が流れ、何だかジーンとしちゃいました。大滝さんの声は、本当に良いなあと思います。

(オープニング)
しばれる中をお越しいただきありがとうございます。みんなの顔が見たくて、33年ぶりの全国ツアーをすることにしました。デビュー35周年。すでに36年目に入っていますが、23歳でデビューして、還暦前まで歌っているとは夢にも思いませんでした。初めての方も久しぶりの方も楽しんでいってください。-3曲目の後だったかな-

(婚約報道)
1980年に、隣のアイススタジアムで桑田圭祐さん達とサマーフェスに出演しましたが、フェスの前日に、達郎との同棲がすっぱ抜かれ、「竹内まりや婚約」の記事が出ちゃいました。(達郎が「結婚」と訂正。)コンサート当日には、桑田さんに「結婚するんだって!」と言われました。

(真駒内アイスアリーナ)
真駒内アイスアリーナは1972年の札幌オリンピックのために建てられました。エアコンが効かないので寒いと思いますが、ホットなステージにしたいと思いますのでよろしく。
札幌オリンピックと言えば、フィギアスケートの選手にジャネット・リンがいました。演技中に尻餅をつきましたが、笑顔が素敵で「札幌の恋人」と言われました。私も大ファンになりました。私が、高校時代に交換留学生でアメリカのイリノイ州にホームステイした際に、ジャネットが近くに住んでいることがわかり、ホストファミリーに相談したら、手紙を書いたらと言われ、出したところ、とても丁寧なお返事を頂きました。手紙には、「日本人に、とても親切にしてもらったので、是非お会いしたい。」と書かれており、お会いすることが出来ました。まさか、その会場で歌っているなんてね。
達郎は、アリーナではライブをしませんが、私のライブでは演奏します。武道館と大阪城ホールでは演奏済みですが、真駒内は初めてです。(達郎が「新鮮です」と一言)

(五線紙)
サックスの宮里くんは、宮崎県都城市で活動していましたが、達郎がスカウトに出かけて口説き落としました。若いけど老成した演奏をする逸材。達郎が「君はニューヨークで録音した方がよい。」と勧め、デイビッド・キコスキーなどと共演したアルバム「プレジャー」はアマゾンのジャズチャートで1位に輝きました。精力的にライブも行っているので、ソロコンサートにも足を運んでください。
ギターの佐橋ことサハリンは、松たか子さんのご主人です。ミュージシャンの99%は「何でだ」と思っています。家に帰ると生の松たか子が出迎えてくれるのね。ありのままで!朝にはパンを焼いてくれるそうです。白い皿で出してくれるって。(佐橋さんは、達郎からマイクを渡されコメントを促されるが、「無理です」と一言。)2枚目のアルバムで一番のお気に入りをやります。-まりや、達郎、宮里、佐橋の4人で演奏-

(パッケージ)
7年ぶりにアルバムを出した。達郎のレコーディングやツアーの合間になるのでどうしてもインターバルが長くなる。最近、ダウンロードで好きな曲や1曲買いが出来るようになり、それはそれで便利だけど、パッケージで買って、ライナーノーツや歌詞を観ながら、音楽を楽しむ文化を大切にしたいと思っています。 

(元気を出して)
「OH NO,OH YES」は中森明菜さんに提供した曲です。出産や育児で、ライブ活動やアルバムの制作が出来なかった時に、色々な方から楽曲提供の依頼を受け、大変助かった。今の活動につながっている。中森明菜、河合奈保子、薬師丸ひろ子、中山美穂…。「元気を出して」は薬師丸ひろ子に提供した曲です。この曲は、卒業式で歌われたり、10代の方から「励まされた」とかレターが届きます。「まりやが紅白を断ったから、ひろ子が選ばれた。」とか言われているけど、紅白は以前からお断りしています。達郎が「大晦日は家族で過ごすものと考えている。」から出られないという話があるけど、これも違う。(ここで達郎が「大ウソ」と一言。)紅白は華やかな方が出て頂ければ良いと思っています。

(楽屋)
「元気を出して」のリハでは「次は現金を出して」といっています。楽屋では、ダジャレを言ったり、クイズを出したりしています。それではクイズ。「餌を食べ過ぎたパンダの手のひらに出来るもの何だ?」。答えは「ササクレ」です。(意外と受けたので大喜び。)次に、早口言葉で、達郎に「新春シャンソンショー」と言わせ、「少しなまっているなあ」。ドラムの小笠原くんに「ヒマラヤで、平山あや、平謝り」と言わせましたが、簡単に言えちゃった。

(ウイスキーが、お好きでしょ)
この業界に入ったのは、大学時代に杉真理さんのバックボーカルをしたのがきっかけです。次は、スタンダードナンバーとなっている杉さんの曲で「ウイスキーが、お好きでしょ」です。

(メンバー紹介)
達郎のツアーメンバーと同じです。世界一のバンドです。その後、一人ひとりにコメントを付けて紹介しましたが、「ドラム王子」こと小笠原君のみ紹介します。小笠原君の趣味は「水曜どうでしょを観ること。」、北海道には「したっけ」って挨拶がある。じゃあねと言う意味らしい。鶏の唐揚げはザンギという。ちなみに、アンコールの1曲目で「ケンタッキーフライドザンギやりま~す。」と言っていました。-メンバー紹介は、象牙海岸の前か後だったかな-

(静かな伝説)
葛西紀明、浅田真央など、皆さんにもレジェンドと言えるヒーロー・ヒロインがいると思いますが、「静かな伝説」は制作当時に浅田真央ちゃんの姿に感動して作りました。コーラスには、桑田佳祐、原由子、山下達郎が参加しています。

(アンコール)
「リンダ」は、まりや、達郎、コーラス3人の合計5人でアカペラ。続く「Let It Be Me」は達郎と2人でアカペラ。そして最後の「いのちの歌」はピアノの弾き語りです。最後は、ステージを右に左に移動して手を振っていました。

素敵なライブをありがとうございます。

posted by kangie |21:51 | 音楽・コンサート | トラックバック(0)

2014年12月21日

東京ピーターパン

昨晩遅く、小路幸也さんの「東京ピーターパン」を読み終えました。

小路さんの作品との出会いは、以前、赤黒ラインでペイントされた冷蔵庫が登場する「花咲小路一丁目の刑事」をご紹介いただいたのがきっかけです。しかし、この作品は文庫化されておらず、シリーズ1作目の「花咲小路四丁目の聖人」を読み、何ともいえぬ優しさがBGに流れる小説だと思いました。つまり気に入りました。

その後、デビュー作の「空を見上げる古い歌を口ずさむ」を読みました。主人公は、みんなの顔が「のっぺらぼう」に見える少年です。何ともシュールですね。余程上手く書かないと途中で投げ出されそうですが、一気に読むことが出来ました。

そして、3番目に選んだ作品が「東京ピーターパン」です。JRの車内で読むので、あまり厚くない作品の中から、数ページ読んでみて選びました。掴みが良くて、登場人物の出会いが絶妙で、どうなっちゃうのかなというワクワク感がありました。最後にちょっとだけ幸せな結末が良いなあと思います。大袈裟じゃない良さ。やはり優しさが伝わってきました。一つだけ難を言えばタイトルがなあ…。

最近は、1冊読んで気に行った作家の本は、デビュー作から順番に読んでいます。村上春樹と伊坂幸太郎がそうです。だけど、昔は書店に行き、表紙を見て、あらすじを読み、最初の数ページを読んでピンときたら買っていました。最近、あの時の本選びの楽しさを思い出しました。これは、小路さんのおかげだと思います。ありがとうございます。

本当を言えば、小路さんの作品は多すぎて、最初から順番に読むのは無理だと観念しちゃったわけです。そして、「東京バンドワゴン」シリーズだけは、発表順に読みたいと思います。

posted by kangie |15:41 | life | トラックバック(0)