コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2010年01月24日

インビクタス負けざる者たち Invictus

先日、HBCシネマランド試写会でイーストウッド監督作品「インビクタス負けざる者たち」を観ました。イーストウッドの作品を観るのは、昨年4月の「グラン・トリノ」以来ですが、この映画も、グラン・トリノに負けず劣らずの感動作です。

映画のタイトル「インビクタス」は、南アフリカ初の黒人大統領ネルソン・マンデラが獄中で心の支えにした詩のタイトルで、ラテン語で「不屈」、本作では「征服されない」の意味で使われています。

舞台は1995年の南アフリカ。アパルトヘイトが終焉を告げたとはいえ、人口の多数を占める貧しい黒人と少数派とはいえ経済や軍隊を牛耳る白人との間は、一触即発といえる状態でした。マンデラは、この国を「虹色の国」にするため、黒人に白人を許すよう諭します。

そして、マンデラは、南アで開催されるラグビーワールドカップを、黒人と白人の融和のまたとない機会と捉え、南ア代表スプリング・ボグスの主将ピナールに願いを託します。ある日、マンデラが収監されていた牢獄を訪れたピナールは、狭い空間に閉じ込め、重労働を課した白人を許すというマンデラに思いをはせます。やがて、マンデラとピナールは、スプリング・ボグスを初出場、初優勝という奇跡を起こすのでした。

感動的なのは、ニュージーランド代表オールブラックとの決勝戦です。スタジアムに入れず、警護車両のラジオを聴こうとする黒人の少年。最初は追っ払う白人警官ですが、徐々に彼らの間は近づき、南アの優勝が決まった瞬間、黒人の少年は白人警官に抱き上げられます。泣かせますねえ。決勝戦も迫力満点。スプリング・ボグスを応援しちゃいます。

マンデラには、モーガン・フリーマン。彼の演技には敬意を表すばかりです。イーストウッドとタッグを組むのはミリオンダラー・ベイビー以来かな。そして、ピナールを演じるのはマット・デイモン。いつもの彼ですが、筋肉隆々の肉体には驚きました。役作りも大変ですね。映画館でもう一度見たいと思います!!!

2010年は、FIFAワールドカップ南アフリカですね。どのような感動が待ちうけているのか、楽しみです☆


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2009年アメリカ映画(141分)
監督:クリント・イーストウッド
主演:モーガン・フリーマン、マット・デイモン


posted by kanchi |16:13 | 映画・TV | トラックバック(0)