2008年07月01日

ノスタルジック床屋と遺伝子組み換えな私(追記したので・・・)

明朝、早いのに、眠れない。こんなとき、頑張っても眠れないので、エントリーしてみた。

久々に、カテゴリを、「ちょっといい話」に分類して見ました。
(お急ぎでない方は、お付き合いくださいネ)

「頭洗うので、こちらにどうぞー。」
昭和の、床屋の一コマである。

散髪のあと、後ろの洗面台?まで移動して、髪を洗ったものである。
横綱大鵬が、三十何連勝して、いいかげん飽きていた時代、どこの床屋にもあった風景だった。

私が、今通っている床屋は、実は、今もそんな床屋である。
建物は、木作りの、外壁の木そのもが黒々とした様相で、
床も何も、年期の入った木。
古い時代そのままである。
昭和の匂いというよりは、大正ロマンなのかも知れない。
そんな味わいがある。

扉をあけると、チャリンチャリンと響く鈴の音。
本物の古さ・・・に、音色が溶け込んでいる。
それは、風格とよぶには、少し照れくさい自然さがある。
雰囲気作りのために取ってつけた喫茶店のそれとは違うのだ。

その洗髪方式は、はっきし言って不便だ。
でも、その不便さを楽しむ味わいが、横須賀に越してきて初めての頃の私を、すっかり虜にしてしまった。

マスター(そんな雰囲気なのだ)は、50才代後半。
庶民的な細川俊之(知ってるかな?)似のダンディなのに、親しみやすいパチンコ好きのおっさんである。

散髪に来たのは、1年2ヶ月鯛(たい)である。(いや、ブリだった。)

昨年、ブログでお世話になった方々はご存知と思うが、
抗癌剤治療で、髪がまばらに抜け、年末の京都戦前日に剃っちゃったので、全然床屋には行ってなかった。

しかも、本来直毛だったのが、新しく髪が生えてくると、クルクルの天然パーマに生まれ変わっていった。
(赤黒アフロかぶらずとも、普通にアフロになるくらいだった)
不思議。
遺伝子組み換えが起こったのだろうか。
もしも、大豆なら、「遺伝子組み換えでない」って表示のできない身体になってしまった。

1年2ヶ月ぶりの床屋。

久しぶりな理由を正直に語った。

少しだけ、驚いたマスター。

でも、そのあと、淡々と癌について語り合う私達。
大袈裟でもなく、日常会話のように、居心地の良い会話であった。

なんだろう?

それは、建物と同じように、

つまり、この年代にとって、昭和の記憶がとてつもなく安心できるように、

なんというか、故郷に帰ったようなナチュラルなんだなあー。

たかが床屋、されど床屋。

そんなノスタルジック床屋。

皆さんの近くには、まだ残ってますか?


ありときりぎりす。
のコメントへの返事を書きました。
コメントいただきありがとうございました。




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posted by すいとこびっち |01:26 | ちょっといい話 | コメント(11) | トラックバック(0)