2008年05月08日

【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

東京V戦で負けた原因を、解析したので報告する。(長いよ)

初めに、ことわっておきますが、私は、クライトン選手は、ボランチで使ったほうがやっぱりいいね!って立場では、あります。

次の大宮戦では、クライトン選手ボランチを期待してもおります。

でも、今回、敗因をチェックした結果の私の結論としては、
負けの本質は、そこではないということに至りました。
まず、3つの失点の原因を順番にみていきます。

【その前に、京都戦とは比べ物にならないほど、DFの入りは良かった】柳沢の上がりたい放題にさせていた京都戦に比べると、がまんが出来ていたので、DMFとの間に広大なスペースを作らせることもなく、京都戦での失敗は、かなり修正されていたと思います。

【失点1:コーナーからのレアンドロのゴール】
(発端)
発端は、右サイドを上がるフッキに対して、マーカス選手と坪内選手が2人で追い詰めながら、何の役割も果たさなかったこと。
ラグビーなんかで、良く言うが、下手なディフェンスより電信柱のほうがよっぽどマシってなくらいだった。
ここで、きっちり止めておけば、CKは防げた可能性があった。
(CKでの失点)
そして、CKの場面、跳ね返りを、レアンドロに止められた。
レアンドロは、誰が防ぐべきだったのか。
その時レアンドロの近場にいて、フリーで突っ立ってたのは、坪内選手である。
何してたの?
外人3人は、要注意なことは、じゅうじゅうわかってたはず。
周りを見渡す位置にいられた、坪内選手は、レアンドロにマークにいくのは当然の判断であるべきだった。
2度の、???なプレーが、1点目の失点を許してしまったと言えよう。
(坪内選手は、貴重な働きをしてくれる選手だと思うし、坪内選手がダメと言ってるのではなく、このプレーがダメと言ってるのであしからず)

【失点2:服部→ディエゴ→ゴール】
この失点のポイントは、服部を止められなかったマーカス選手のプレー。
マーカス選手は、ボールに行く時、服部の突進に気づいていた。
トップスピードにのってきた服部に対し、マーカス選手の取った行動は、真っ正直のスピード勝負。
トップスピードに乗った服部に勝てるわけがない。
マーカス選手は、まず、服部とボールの間に体を入れ、少しでも、自分の立場を有利にすべきだったと思う。
別に、高い技術など必要としない。
そのちょっとした動きだけで、あの2点目は防げたのだと思う。
だいたい、鹿島戦から、ずーっと気になってたのだが、コンサの選手は、「相手だって、ボールを取りに来てるんだぞ!」って意識が、欠落してるんじゃないかって思える動きが随所にある。
それが、全然改善されている気がしなかった。
そんな、甘さがプレーに現れたとしか思えない。

【失点3:フッキを一人にしたのは誰だ?】
このときは、フッキが中央から、右に走りこんでフリーでボールをもらいシュートまで持ち込んだもの。
近場にいたのは、マーカス選手と芳賀選手。
二人とも、中央に走りこんだ選手をケアに走りこまざるを得ないから、フッキにかまけるわけには、行かない。
誰がいたんだろう。
走りこんでくるフッキを、ずっと見ていただけの選手が一人いた。
西谷選手である。
彼は、何やってたの?
一番危険な選手が、自分の目の前を通っていったのである。
彼からは、芳賀選手も、マーカス選手もフッキにつけない立場にいることは一目瞭然だったはず。

これらのいずれも、クライトン選手がボランチにいたら、防げたのであろうか?
負けの本質は、個人の判断力の低さ、思い切りの低さにあったのだと思われる。
三浦監督がパフォーマンスと言っているのは、こうした、個々のJ1との技術の差というには、程遠い、あまりにもつまらない甘いプレーのことではないかと思います。

【クライトン選手をボランチにしたら本当に勝てたのか?】
当たり前のことだけど、勝つためには、まず負けないこと。
後半の印象が良いから、私だって、やっぱり、クライトン選手はボランチだよなーって思ったけど、後半は、柴田選手や坪内選手が上がっていたからできたけど、そんなこと前半からやってたら、たぶん、前半に5、6点取られてもおかしくなかったかも知れない。
相手は、ただもんじゃないのである。
生身のサッカー選手は、テレビゲームの中の画像とは違う。
相手が凄い選手なのは知っているが、実際に対戦してみないと、間合いとか、動きの質とかは分からないのではないだろうか。
そう考えると、前半は、相手の早い動きに対応できる選手をDMFにおいて、守備重視の戦術をとるしかなかったのではないかと思う。
前半から、クライトン選手がボランチにいたら勝てたかどうかはわからないけど、少なくとも、ヴェルディ相手に、ボランチにおいたことで、前半から、後半のような展開ができたに違いないと思うのは、幻想に過ぎないと思います。

【ジェフ−浦和の試合に学ぶ】
東京V戦のあとジェフ−浦和戦を見た。
ジェフは果敢に攻撃していた。
勝つんじゃないかという勢いだった。
でも、結局、ちょっとした守備のミスをつかれて、3失点した。
負けても、期待の持てそうな試合展開だから、ジェフのサポは喜んでいた。
私も、先週までは、ジェフはこれから、勝ち続けると思っていた。
頭によぎったのは、ヤンツー時代の札幌と、大久保がいたころのセレッソ。
結局、守備に確固たるものがないと、攻撃が良くても負けるのだと思った。


【私の結論】
昨日の試合を見て、改めて、「Progress」という意味の深さを見た思いがする。
それは、戦術とか、選手器用とか、そんなことではなく、選手一人一人が、実践を通じてJ1仕様になっていくこと。
そこからしか、真の強さは生まれないということではないかと思う。
コンサは、ミスをしない試合をしないと勝てないチームだと思う。
だから、監督や戦術批判は、今まだ、必要ないと思っている。
京都戦は、組織の意思がガタガタだったから、思いっきり怒ったけど、東京V戦では、不思議と希望がわいている。

もちろん、クライトン選手はボランチがいいと思っている。
でも、それが、J1残留の一番の条件ではなく、一番の条件は、選手がProgressすることだと思いました。

選手の皆さん、三浦監督、頑張ってください。


敵を喰らうその一
敵を喰らうその二
カニドーレくんに癒される。
のコメントへの返事を書きました。
コメントいただき、ありがとうございました。

posted by すいとこびっち |00:20 | コンサの試合研究報告 | コメント(14) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

興味深く読ませていただきました。

負けた試合の録画は見ないなどという方が多い中
冷静に失点場面を分析するエントリは
非常に意義があると思います。

posted by 生涯一サポ | 2008-05-08 00:43

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

>生涯一サポさん
おおー、なんて、うれしいお言葉♪
ありがとうございます。
とっても、励みになりましたあ。
なんでだろ精神と、事実は事実の中にしかないという思いで、これからも、精進いたします。

posted by すいとこびっち | 2008-05-08 00:48

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

サッカー素人で戦術の何たるかも解らない私ですが、
なんか心の中でもやもやしていたものの原因が、このエントリーではっきり解った気がします。
ああ、すっきり眠れそう。

posted by へりこS | 2008-05-08 01:04

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

おおむね同意見のエントリーがあって安心しました。

一つ加えさせていただくとすると、
マーカス選手のプレーが軽かったのは開始早々にもらったイエローカードの
影響があったのではないかと思います。
あのカードがなければ、2失点目のシーンなんかは
もう少しは思い切り当たってくれたかもしれませんね。

彼は鹿島戦の時も早々にカードをもらって、
その後のプレーがやや消極的になっていたような気がします。

posted by ほ | 2008-05-08 01:14

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

緑戦、負けたのはいただけないが、あの後半を見たら人が言うほどの失望感はありませんでした。
理屈では説明できなかったんですが、すいとこさんの解説通りのことを感じたんだろうと思います。

後半はDFの身体の入れ方からして変わってました。
選手は闘いたいんだと思います。

posted by OWLS | 2008-05-08 02:37

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

むかつく胃に大田胃酸! スッキリです。
後半、柴田選手の、「オレが押さえたる」・・って気迫と、左右のオーバーラップ・オンパレードで、雲の隙間から一瞬光が射したのが救いでした。

しっかし、得点の度に大騒ぎして踊りまくる緑サポさん・・ヤでした。

posted by sure_kusa | 2008-05-08 04:02

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

うむむ

今は耐えるしかないのでしょうか

次の大宮戦の戦い方をじっくり見てみます。

すいとこさん現地参戦ですか?

posted by オサムシ | 2008-05-08 05:06

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

誰だ誰がプレッシャーに行かなかったんだあ〜
と現地で失点シーンを見るたびにうめいてましたが
録画を見る元気がありませんでした。
1点目ヨンデの守備が甘かったのかと思ってましたが
ヨンデじゃなかったのですね。
ヨンデゴメンナサイ。
勉強になりましたよ。

posted by momo2号 | 2008-05-08 06:01

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

携帯からなので、トギレトギレ、休み休み返信します。

〉へりこSさん
私も素人でーす。
他のブログの方や、一緒に参戦されてる方の視点の鋭さに、いつも「すごいなあー」と思ってますよー。
取り敢えずもやもや解消できて良かったです。
爽やか気分で大宮戦を迎えられそうですね。

posted by すいとこびっち | 2008-05-08 08:30

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

〉ほ さん
マーカスへの、イエローの影響
・・・バッチリなフォローいただいた気分です。
実は、私も、そうかも知れないと言う思いがあったんですが、書きそびれました。
叱咤激励もフォローも大事ですねえ。
ありがとうございます。

posted by すいとこびっち | 2008-05-08 08:39

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

〉OWLSさん
そう、何だかんだ言っても負けたのは事実なんですよね。
事実と原因を直視すると、結構前向きになったりします。
そこ直せばいいんだもん。って簡単ではないけれど。
DFは闘いたい・・・ぐっと来る言葉ですね。
私も、一層の元気頂きました。

posted by すいとこびっち | 2008-05-08 08:54

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

遅くなりました。
続きのお返事を。

>sure_kusaさん
参戦前に、キャベジンコーワがいいかも知れません。
>得点の度に大騒ぎして踊りまくる緑サポさん
あんだけの選手そろえても、点取るとうれしいんだなあー。
ん、かわいい奴らだ!フン。
次の対戦のとき、倍にして返したる。
6−1かあ?

>オサムシさん
努力と忍耐、義理、人情です!
大宮とは、じっくり対戦になりそうですね。
大宮戦、参戦してきますよー。
オサムシさんの分も、頑張ってきますー。

>momo2号さん
>1点目ヨンデの守備が甘かったのかと思ってました
ん?ヨンデ?もしかして、スベッテたのヨンデですか?
まあ、そういうこともありますよ。
なんか、結構皆滑ってましたネ!
ホームなのに、なんでかな?
ヨンデに代わって、許してあげます。
(この前、ヨンデに握手してもらったので・・・)

posted by すいとこびっち | 2008-05-08 23:05

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

いや〜、ここまで検証するとは素晴らしいですね!

クライトンの件ですが、自分も含めて批判が出ているのは、
守備面ではなく攻撃面に関してだと思います。
もちろん攻撃と守備は連動してますので、切り離す事は出来ないのですが…

で、京都戦と緑戦の共通していた事は、相手のFWに裏のスペースを上手く利用されたという事。
QBKは、ナナメの動きでラインをズタズタにしていましたし、
フッキは持ち前のスピードで札幌DFを翻弄しておりました。

選手の立場で言うと、スピードのある選手をマークする場合、ピッタリくっ付かずある程度距離を置きます。
よーいどんとなった場合、振り切られる恐れがあるからです。
スピードで負ける分は、コースを切る動き、読みなどでカバーします。
しかしフッキのスピードは想像以上でびびってしまい必要以上にラインを下げてしまった為、
ボランチとDFの間が開き、有効なプレスがかけられなくなったのが原因だと思います。

やっぱりあそこでボランチがガツガツいかないとダメなんですよ!
早々にイエロー貰ったのが痛かったのでしょうね…

posted by あさ吉 | 2008-05-09 01:04

Re:【東京V戦研究報告】負けた本質はそこではない!・・・たぶん

>あさ吉さん
さすが、サッカー経験者!
具体的で、分かりやすいです。
早々のイエローが、微妙に、影響するんですねえ。
選手の気持ちになって、考える。
これって、大事ですねー。
これから、更に参考にしてより、楽しくサッカーを見れるよう励みたいと思います!

posted by すいとこびっち | 2008-05-11 22:10

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