2012年12月30日
サンフランシスコの車事情とモラル
サンフランシスコでは、というよりアメリカではどこでもそうでしょうが、道幅が広いので、大体の大きな通りは、路上駐車が認められています。 でも、ここは坂の街、止まっている風景は、こんなかんじです。
発進する時は、教習所の坂道発進を思い出しそうです。 しかも縦列駐車ですから、前後の車に気をつけながら。 よくアメリカの映画で見るような、ばん、ばんと、前後の車にあててでていくわけには行かないでしょうし、すごく神経使いそう・・・。 ちなみにこちらの人は、運転は荒いです。 こんな急発進、急ブレーキ(とまでは行きませんが))で、ガソリン無駄遣いじゃ?と思ってしまいます。 坂の下で信号待ちしているときなんか、この車ちゃんと止まるだろうか?と心配になって、青になっても渡るのを躊躇してしまうことも。 が、運転がうまい! しかも、歩行者にひどく優しい。 いえいえ、決して大げさではありません。 横断歩道のあるところで、たちずさんででもいようものなら、向こうから止まって待ってくれます。 (本当は日本でもそう習ってますけど!) こちらは慌てて「あ、すみません、渡るんじゃなくて」と引っ込む始末。 渡りたいという姿勢は見せていませんでしたが、それからは、道を探すときは、なるべく車から見えないところで探すことにしました。
バスに乗っても、立つときは前に座っている人に注意して場所を決めないと、すぐさま席を譲られてしまいます。 男性は女性に、若者はお年寄りに。 中華街ではよく帰りはバスに乗ってましたが、結構お年寄りが多い地域です。 そういう方々がバスに乗り込むと、すぐさま前方の数人(バスは前方から乗るので)が勢い良く席を立ち上がります。 (法律でもそう定められているようです) 誰もがあまりにも潔く席をたつので、バスに乗っていても、おちおち座っていられません。 しかも、前に書いたように、逆に男性の前にたとうものなら、ささっと席を譲られてしまいます。 (気持ちは嬉しいんですけど、そんなつもりじゃなかったのにと、同時に戸惑ってしまいます) 一度、(多分音楽を聞いていたので気づかずに)白人の若者が席を譲らないでいたところ、中国人の男性が、「ここはシニアの席だ」と説教して、隣に立っていた女性に座らせたことがありました。 それからも少しばかり説教してましたが、若者は「そうだね」「分かった」と素直に聞いていました。 いかにもティーンエイジャーという感じの、ガムをかみかみ携帯しながら、お化粧してミニスカートはいているような少年(はスカートではないですけど)少女たちも、例外ではありません。 あまりにも潔すぎて、感心してしまいます。 滞在中は、コネチカットで乱射事件があって、ニュースではいつもトップニュースでしたが、アメリカは、たしかに凶悪犯罪もありますが、それは一部の人間のような感じがします。 全体のモラルはとても高いんじゃないでしょうか。 ボランティアが建国時代から盛んだったような宗教的な理由もあるかも知れません。 皆が助け合う精神、これが、自他共に尊重することになって、この国の暮らしやすさにつながっているのかも。
posted by じゅうよっつ |15:11 | 旅行 |