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2018年09月12日

地球規模で考える

昨日、東京オリンピックのためのテストセーリング大会の開会式で、イルカショーが行われて大会参加者に不愉快な思いをさせたというニュースがでてました。

イルカショーの是非については別の機会で、として、今どきこんなことを世界大会でやるということに呆れました。

今の時代、イルカを水族館で飼うということ自体、世界的に見て、どれほど異様なことなのか、関係者はおそらく理解してなく、ただセーリングのイメージからイルカのショーを思いついたのだと思います。
でも、せめて、水族館の職員からは、それやばいでしょ、という疑問の声を上げるべきでした。

それと同じことは、日本に限らず、どこの国のどんな考え方や情報にだって起こりえるんじゃないかと思います。(以下の文章は”情報”にしてますが”考え方”についても同じです)

井の中の蛙、という言葉どおり、一国(あるいは一地域)から出る情報が、世界的にどのような位置にあるものなのか、わからない場合が多いです。
つまり、偏った情報になる可能性が大いにあります。

今回問題になったイルカの飼育の話だと、多分、関係者の方々は、それを非難しているのは一部の過激な環境保護団体だけなのだろうと考えていたと思います。
だから、一般人にとっては、どこの国の人でも問題ないだろうと。

よく言われている環境保護のスローガンに、「地球規模で考え、地元で行動しよう」というものがありますが、情報についても、同じことが言えそうで、情報はできるだけいろんな側面から見てみることが必要なんでしょうね。
今のネットやテレビで国際ニュースを受信しやすい時代では、そんなに難しいことではないはずですし。

もしかして、このニュースを見て、「別に違法でもないことをやってるのに文句を言わないでくれ」と反感を持つ方もいたかもしれませんが、ずっと以前、日章旗を掲げたサッカーの日本サポの応援に不快感を覚えた相手国のときと同じ、だからやっていいということにはなりません。
むしろ、それならやめましょうというのが大人。
どこの国も独立独歩やっていけるところはなく、常に相手を考えないといけないんですから。

偏った情報は、国家的(あるいは地域的)に何かを進める時に、時に進めやすく、住んでいる人にとって納得しやすい場合もありますが、それで間違った方向に進んでしまう危険な場合もありそうです。(戦争とか・・)

posted by じゅうよっつ |19:24 | 考えごと |

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