2006年05月01日

1994年5月1日

サンマリノGP決勝、アイルトン・セナが駆るウイリアムズFW16ルノーがタンブレロコーナーを走行中、突然コースアウトしコンクリートウォールに激突。
治療の甲斐もなく事故から数時間後、セナは他界。
この前日の予選では、シムテックのローランド・ラッツェンバーガーがタイムアタック中にフロントウイングが脱落。
コントロールを失ったマシンは為す術もなくコンクリートウォールに激突し他界していて、改めてモータースポーツの恐ろしさを世界中に知らしめた。
この事故から10年以上前に、カーボンファイバーなる当時のハイテク素材が本格的に導入され、1983年移降、レース中でのドライバーの死亡事故が無くなった。(テストでは稀に死亡事故が起きたが)
これによってそれまで起きた悲惨な、事故も関係する人々には過去の出来事となってしまったのだろうか?
上がり過ぎたスピードを抑制すべく更に速過ぎたホンダをいぢめぬくべくターボを禁止したり、コーナーリングスピードを抑えるべくアクティブサスペンションも禁止するなど、安全の向上を進める一方、よりショーアップを優先すべくレース中の給油を認めるなど、安全性をないがしろにするような考えがモータースポーツ界に入ってきた。
前年より更にパワーアップしたエンジン。
レース中給油が可能になり、マシンには必要最小限のガソリンしか入れず非常に軽い状態で走る車体。
そしてアクティブサスペンションが禁止となり不安定になった足回り。
などなど・・・・・。
現在冷静に考えてみれば、これらの要素がどんな結果を招くのか容易に想像がつくと思う。

そして1994年5月1日。
冒頭の事故が起きた。

あれから12年。
ダウンフォース削減によるコーナーリングスピードの抑制。
エンジンのパワーダウン。
更にはコースレイアウトの変更(低速化)etc.
様々な策を講じ、再びスピードと安全性のバランス点を見出し現在に至る。
1週間前行われたサンマリノGPではフェラーリのミハエル・シューマッハが通算66回のポールポジションを獲得し、セナの記録を抜いた。
2位には前年度王者ルノーのアロンソが入り、トヨタ・ホンダの日本勢は今ひとつ。
今回完走は出来なかったがスーパーアグリもF1に定着しようと死に物狂いに戦っている。

この日のレースだけをとっても様々なことがあるが、全ては1994年5月1日の出来事がきっかけになっていると私は思う。

先日、2007年のF1エントリーリストが発表され新しく『プロドライブ』がF1に参入する。
ラリーやツーリングカーではおなじみの名門は果たしてF1にどんな未来をもたらすのだろう。

posted by 管理人 |15:00 | MOTOR SPORTS | コメント(0) | トラックバック(0)