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2008年05月15日

もう4年も前?まだ4年前?

marutaさんからトラバいただいたので、といっても、デリケートな問題を丁寧に解きほぐすだけの時間的精神的余裕が今はないので(業務輻輳中)、季刊サッカー批評21号(2004年1月発行)掲載「コンサドーレ札幌、つぎはぎの8シーズン」(文・永井謙一郎)から、考えるヒント的な部分を、以下、抜き書き(まあ、ご存知の方も多い記事だろうとは思うのですが)。

その1(同誌85~86ページ)

HFCの資本金は、設立時の96年4月で8億3千7百万円。その後、増資を幾度か繰り返し、現在は25億5625万円。この増資の目的は、もっぱら選手・監督などトップチーム人件費のためだった。
通常、企業において資本金を募るのは、工場など企業の資産を築くためであり、選手の給料は資産とは言えない。なのに、入場料や広告料などの収入で選手人件費をまかなうという理想的な構図に近づける努力を怠り、赤字になり、やむなく資本金を現金という流動資産に取り崩して、それを食いつぶすという構図になり、設立2年目にして早くも破綻の音が鳴り響いた。しかしその後も、00年のように、増資でカネを得ようとした。
資本金5億円以上の企業は商法上大会社扱いとなり、株主総会で決算を通すにも監査法人の監査が必要で、監査法人への費用は年間約4百万円。さらに04年度からは資本金1億円を超える企業については法人事業税について外形標準課税導入のため、HFCの資本金規模だと例え赤字でも年間約6百万円が納税になるだろうとHFCでは計算している。今となっては、資本金が膨らんだせいで04年度からは黙っていても毎年1千万円は飛んでいく。若手選手を2人雇えておつりが来る。

その2(同誌89ページ)

佐々木は歯を食いしばって語る。「選手強化サイドは、『本州の選手には大金積まなきゃ北海道には来てくれません』と言う。でももうそれじゃ会社はもたないし、選手の気持ちは『来てやったんだ』というおごりのまま。ウチには大枚はたいてビフテキ食わしてという選手はもういらない。ホッケやジャガイモ食ってでもチームのためにがんばるという選手と一緒に汗を流したいんだ」

後者の「佐々木」は、当時の佐々木社長のことです。元記事は、オリバー・カーンが表紙の号に載ってます(全8ページ)ので、お持ちの方は探してみてください。

posted by issey11 |19:35 | 今は昔 |

2008年05月15日

藤田征也のサイドバック

先日のヴェルディ戦のときに話したら意外に知らない人が多かったので、お知らせ的に書いておきますが、藤田征也は、U-16ぐらいまでは(もしかするとU-17でも)、代表チームではサイドバックとして使われていたはずです。

「はずです」などと曖昧なのはちゃんとした資料が見つけられないからなのですが、手元にある資料(デジタルデータではない)では、たとえば2003年の北海道国際ユースのとき、城福浩監督(現FC東京監督)率いるU-16日本代表チームでは、藤田はDF登録です。当時のU-16では、前目のポジションをやることもありましたが、基本はサイドバックだったような印象があります。

どなたか詳しい方、補足をいただけるとありがたいです。

posted by issey11 |14:11 | 今は昔 |