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2007年10月20日

福岡から帰ってきました

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終了した直後のピッチ上、優勝したのかと思うぐらいに、選手たちが抱き合ってました。いやいやいや、石井謙伍がスライディングキックで退場になって、いくらなんでもあと60分近くも守りきるのは厳しいだろうと思っていたのですが、三浦監督、容赦ないっすね。藤田征也(あんなの見たことないぐらいにキレキレだったのに)のアクシデントで急遽入った岡本賢明が、後半になって守備に追われ、トイメンにやられまくった(サッカー用語でいうところの「ちんちんにされた」)と見るや、すぐ池内友彦と交代ですから。 中山元気→カウエの交代にしても、その直前に砂川誠がドリブルで相手陣内深くまでボールを運び、とりあえず砂川を走らせておけば時間は稼げそうだ、中山は腰を打ってつらそうだと思っていたら、まだ残り時間は(アディッショナルタイムを含めれば)20分近くあったのに、チームにとっては3人目の交代なのに、スパッと替えたもんなあ。 大塚真司(今日のMVPは大塚かブルーノだと思う)が中盤でボールを奪うや、タッチラインに向かってドリブルを始めたのには笑ってしまったが、それだけ徹底されていたってことなんでしょう。砂川の1トップになってから、高木貴弘が大きく蹴ったゴールキックを砂川だけが追って残る8人はほとんど動かず、しかし砂川の先で相手GKがキャッチした、という場面があって、そのとき、ベンチの三浦監督以下、みんな拍手してたんですよね。 交代させられてしまったものの、岡本の頭のよさには感心しました。プレーの選択が賢いんだな。コーナーキックも(一度だけしかなかったけれど)鋭い弾道のいいボール蹴ってた(曽田のヘディングシュートがクロスバーに当たったヤツね)。体を当てられるとまだまだで、90分使うのは厳しいかもしれないけれど、いまの札幌にはいないタイプなので、残り5試合、とっても期待しちゃっていいと思います。 対する福岡は、一人少なくなってからは全員のやることが明確になっていた札幌とは対照的に、どうしていいかわかんないって感じで、最後なんか2バックにして前に長野聡を入れたのに、それでも中盤でショートパスをつないじゃったりして、札幌を応援しているこちらまでじりじりしてしまうほど。 福岡のベンチが後ろを減らした結果、スピードスター田中は前に味方が多くなりすぎてスペースを失い、持ち味が完全に消えちゃってた(ただ、それまでも、田中のケアは西嶋とブルーノが、自分たちのスピード不足を認識したうえでうまくカバーリングしながら守っていて、田中に仕事をさせなかった-実はこれが今日の最大の勝因なんじゃないかとも思う<今日はブルーノの能力の高さを思い知らされました)。交代させるなら、腰を押さえて苦しそうにしていたリンコンかなと思ったんですが。 とはいえ、今日の勝利は、福岡が悪かったというよりも(もうちょっと、なんとかやりようはあったんじゃないかとは思いますが)、札幌が幸運に恵まれた部分のほうが大きかった。右サイドを破られて、城後寿だったかがフリーで打ったシュートが高木の正面に飛んだのなんて、幸運でしかないでしょう。ただ、そういう運を呼び寄せたのは、粘り強い守りと、チームとしての意思の統一なのであって、今日はとりわけ三浦監督にとっては会心の勝利なんじゃないですかねえ(退場は余計だが)。 いつもこんな試合じゃ困るけど、こういう試合、僕は、好きです。 ところで今朝の西日本新聞(北海道でいえば北海道新聞的存在)↓ 20071020-02.gif


朝、これはおもしろいと思ったんですが、そんなものアップしていい気になってるとロクなことにならないので、いままで我慢してました。

帰り、福岡空港で、ブルーノを見かけたので、次もがんばってくれと言っておきました。その傍らにいたイタカレを無視しちゃったのは、とくに意図があってのことではないのだが、次の試合、もし出るなら、イタカレもがんばってくれ。


posted by issey11 |23:42 |