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2007年10月02日

カネじゃない

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といっても、人はカネがないと生きていけないのではありますが。 ゴール裏で声を出しているみなさんのことを思うと、傍観者そのものの感想を述べるのは申し訳ない…と感じつつ、昨日、味スタのバックスタンドで思ったのが「カネじゃない」でありました。 7年前、厚別で、ぶくぶくに着込んだ方が「あなたたちはお金を払って見に来ている観客ではなかった、一緒に戦っていました」とか言ったことがあったかと思いますが(あのときのスカパーの中継を録画したビデオテープは、ビデオデッキが壊れたときに飲み込まれてしまい、再生不能になってしまった)、昨日の味スタでは、ホント、そう思いました。 だってね、コンサドーレの選手が入ってきて、ゴール裏に挨拶に行ったとき、ものすごい歓声だったのですよ。その直後にヴェルディの選手たちが入ってきて、それに合わせてスタジアムDJが何か叫んだりBGMが流れたりしていたのですが、バックスタンド中央ややアウェー寄りにいた僕のところでも、コンササポのチャントが、スタジアムDJの声や音楽をかき消してしまっていたのですよ。 そのときに「あー、こんな状況に置かれたらたまんないだろうなー、もらえるお金がいくらか、なんてことじゃなくって、このサポーターと一緒に喜びを分かち合いたいってことのほうが、大きな動機になりうるだろうな」と思ったのです。 それは見ているほうだって同じことで、カネを払って見てるんだから云々、なんてことは、考えちゃいかんのです。そうはいいながらも、04年の8月の終わり頃だったか、厚別の試合で高卒ルーキーがたくさん出てきたときには「こんなもんはカネ取ってる試合で見せちゃいかんだろ」と思ったことはありましたが、それでもまだサポーターやってるんだから、「今日は○○円出しただけの価値はあった」なんて思いは、おそらく、僕には、ないんでしょう。 そんな思いがあったら、0-3で負けた鳴門の後に0-3で負けた平塚に行って、さらに(結果はわからないとはいえ)その翌週の味スタなんか行かないわな(<ほとんどひとりごと)。いくら安い航空券を探しても、タダじゃないんだし。 僕は、いつの頃からか、サポーターは見返りを求めちゃいけないと思うようになってまして、それは別にブーイングしちゃいけないってことじゃないんですが、「こっちがこんなに応援してやってるんだから勝て」的な思いは、ちょっと違うんじゃないかと思っています(毎度のことながら、サポーターはすべからくそうあるべきだ、と言うつもりはありませんし、「ファン」と「サポーター」とを分けるものを論じるつもりもありません)。 ましてや、納得がいかないから応援拒否、というのは、どうなんだろうか…などと、歌っているわけではないどころか、バックスタンドでどかっと座っている僕が言うのは、あまりに説得力のない話ではありますが、試合が終わってから文句を言うのはありだとしても、試合をやっている間は、ピッチ上の選手たちを「仲間」だと思って、思いを伝えてやるべきじゃないか…とかいうと、甘い!とか言われちゃうんでしょうかね? ひどい試合の話題になるとかならず出てくる、2002年セカンドステージのFC東京戦(0-4で負け)のときに、東京が4点取ってからだったか、僕の近くで、東京の選手のプレーに拍手したり、札幌の選手がミスすると「おじょうずぅ~」などと言いながら拍手したり、といった人がいました。あのときは、僕も、あまりのひどさに腹立たしくなったし、もうこの試合の勝ちは絶対にないだろうと思ったものの、ああいう態度は、どうしても(いまだに)理解できません。そんなことしたって、自分の憂さ晴らしにしかならない。そんなにイヤなら、席を立って帰ればいいのに、と、今でも同じような人を見るたび、思います。 土曜日は、雨の中、平塚で湘南ベルマーレ-京都サンガを見ていたのですが(その後に日産スタジアムに移動してコータくんのビューティフルゴールを見られたのは嬉しかった)、さすがは雨でも帰らずに見ていた(物好きな)人たちというべきか、終盤にベルマーレが猛攻を仕掛けたときには、メインの端のほうまで、みんな、手拍子を打っていました。あの一体感は、カネでは買えません。 なんでこんなことを熱くなって書いているのか、自分でもさっぱりわからん(^^;)。ということで、このエントリーの結論は、とくにありません((((((^^;)。
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posted by issey11 |00:36 |