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2005年12月29日

ちょっと早いけど今年の個人的総括

20051229-00.jpg今年はアウェー観戦は控えめにするつもりだったのに、気がつけば鴨池にも博多の森にも行ったし、鳴門にも西京極にも行った。開幕戦終了直後の甲府駅前のほうとう屋は赤黒な人で埋め尽くされ(地元客が「今日なんでこんなに混んでるの?」と言っていた)、鹿児島の天文館むじゃきでは赤いシャツの人が白熊を食べていた(そしてその後に僕も白熊を注文した)。

5月の室蘭は寒かった。中山峠で雪に遭遇したときにはもう帰ろうかと思ったけど、指先が動かなくなるほどの冷たい雨と風の中で、サテライトの試合を見た。あの頃はまだ、柏レイソルがJ2に落ちるなんて、思ってもみなかった。


コンサドーレ札幌U-18が全日本ユース選手権で決勝に進出した日は、日帰りで東京を往復した。メインスタンドでお会いしたHFCの児玉芳明社長に「お世話になってます」とお辞儀をされたときは、正直、かなり戸惑った。まさか自分がそんな立場になるなんて、デルリスの移籍話が出てきた頃までは、まったくの想定外だった。

今でも、自分の立ち位置をどこにしたらよいのか、答えを見つけられずにいる。サポーターはあくまでもサポーターでしかないのだが、多少なりともクラブとの接点が出てくると、見えなくていいところまで見えるようになって、サポーターとしての自分を作り直さなければならなくなる。たぶん、今は、そういう場所にいるのだと思う。

このコンサドーレ札幌オフィシャルブログの最初の企画書は、確かに、僕が書いたのだが、WEBOSSという会社としては、別に、コンサドーレありきの企画ではなかった。同じような企画を(スポーツに限らず)複数社に持ち込んだ中で、もっともすばやく反応してくれたのがHFCだったに過ぎない。

札幌ドームに隣接したHFCのオフィスを初めて訪問したのは、デルリスの移籍が報道された直後だった。児玉社長の「水戸でかなり点を取っていたみたいですね」との、ビジネスの潤滑油的雑談に、「デルリスはいいですよ!」とサポーター的反応をしてしまってから、心の中で反省して、それからはできるだけサポーターとしての自分を封印して、あくまでもビジネスとして、プレゼンした。

ここには書けないことも含めて、さまざまな幸運が重なって完成に至ったコンサドーレ札幌オフィシャルブログではあるが、児玉社長の、早すぎるぐらいに早い決断と、ブログをメディアとしてとらえることへの的確な理解がなければ、実現はなかった。

多くの企業経営者が、リスク管理を気にしすぎてなかなかこうしたサービスの提供に踏み切れないでいる中、児玉社長は、ネガティブな側面もあることを承知のうえで、ブログの可能性を信じてくれた。これこそが、オフィシャルブログを立ち上げる中での、最大の幸運だったように思う。

WEBOSS株式会社の役員という立場からいえば、このオフィシャルブログは、広告媒体としてはまだまだで、売るための仕組みづくりと商品設計を日々試行錯誤している段階ではあるが、それはそれとして、サポーターとしては多くのみなさんの投稿記事を日々楽しませていただいている(おかげで生活時間の中に占めるコンサドーレ比率がさらに高くなってしまったのは困ったことというか、なんというか)。

まだ今年は2日残っているので、これが年内最後のエントリになるかどうかはわかりませんが、とりあえずご挨拶ということで、今年はお世話になりました(>みなさま)。来年も引き続き、ごひいきにお願い申し上げます。

天皇杯決勝のチケットが見当たらずかなり焦っている(^^;)吹雪の夜に


posted by issey11 |21:31 | ロッカールーム |