2007年11月22日

敵に塩を送る

今川、北条による経済封鎖により困った武田信玄に対して、敵対関係にある上杉謙信が塩を送ったことからできた言葉。敵対する相手であっても困っているときは助ける、という意味。

わざわざ説明する必要もない言葉であるが、しかし、私はこの言葉の真の意味を測りかねている。一般にこれは「善行」を示す言葉として使われることが多いようなのだが、考えようによっては「愚行」を示しているとも取れる。あるいは「善」になるのか「愚」になるのかは、その後の経過、結果によって決まるのであってこの言葉自体には「善」とか「愚」とかの意味はないのかもしれない。

コンササポにとっては何のことを書いているかはおそらく一目瞭然でしょう。
ベガルタ仙台は正ゴールキーパーのシュナイダー潤之介が怪我をしたため、GKに困っていました。コンサドーレはGK林をレンタルで仙台に送り出しました。昇格争いのライバルである仙台に選手を送り出すとはまさに「敵に塩を送る」。
もちろん愚行であるとの批判もありました。それによってコンサドーレの昇格が脅かされるのだから。そして林は仙台の正ゴールキーパーとなり、現在も峻烈な昇格争いの渦中にいます。

現在、仙台より上位を確定させ、既に仙台との直接対決を終えているコンサドーレは、もうベガルタ仙台に直接昇格を脅かされることはありません。よってその意味では林のレンタルは「愚行」ではなかったと言えます。もちろん結果論です(笑)
そして、この敵に塩を送る行為が「善」を通り越して「賢」になるときがやってきたのかもしれません。次節、京都が引き分け以下ならコンサドーレの昇格が決まるということは、林がゴールを守り切れれば良いということです。
こうなるともはや林は「塩」ではなく、京都打倒のために仙台に送り込んだ「刺客」といえましょう。林にそんな意識があるかどうかはわかりませんが。

ここまで書いてから、この言葉の意味をはき違えている気がしました。
敵に塩を送るという言葉が示すのは「善」でも「愚」でもなく「義」であろう。
仙台の「義」に期待します・・・

posted by たじ |13:33 | コンサドーレ | コメント(4) | トラックバック(0)