2006年12月12日

保留カード

契約更改の季節。
砂川の「第1で考えているのは札幌です」という言葉は素直に嬉しい。
HFCも砂川の引き留めに全力を尽くしてほしいと思う。

ところで、毎回契約更改の時期になって思うことがある。
今年はセバスティアンが契約更改したが、何年もの間、基本的には殆どの選手が1回目の交渉を保留している。コンサドーレにおいては1回目の契約交渉は保留するのがデフォルトになっているようだ。
これでいいのか?と思うのだ。もちろん、交渉事なのだから、納得できるまで十分に話し合って交渉を繰り返して契約するのは良いことだ。が、本当にそうなっているのか、と疑問に思う。

正直、全員が横並び意識で共同歩調を取っているようにしか見えない。自分が提示内容に納得していないから保留する、という場合ばかりではなく、特段不満もない場合でも「みんな1回目は保留するから」という理由で保留しているケースは決して少なくないように思う。1回目でサインする選手がいると、保留を続けている選手がゴネているように見えるから、1回目はみんなサインしない、という選手間の申し合わせでもあるようだ。しかし、そういう横並び意識は意味がない。選手は個人事業主なのだから、自分で考え自分で判断しなければならない。

そもそも、「全員保留作戦」が契約交渉上有効だとは思えないのだ。例えば、例年一発更改している選手が「今年は納得出来ない」と保留する場合を考える。その場合は全員保留作戦の保留に比べてあきらかに「保留」の重みが違う。逆の場合。例年契約交渉に時間のかかる選手が一発更改したとする。クラブ側にも「一発更改」の重みは確実に伝わる。

要はメリハリなのだ。
砂川のように「移籍」というカードを持っている選手ならともかく、他からオファーのない選手が持っているカードは「保留」と「引退」しかない。毎年機械的に保留カードを切っても、クラブ側には「またか。例年通り」と思われるだけで成果はない。カードを簡単に出すとその価値が下がるのだ。ならば特段不満がないならば、あるいは少々不満があったとしても、保留カードを出してその成果が見込めないならばそのカードは出さない方がいい。そうやって保留カードの価値を高めておいて、ここぞという時にカードを切り、最大限の成果を得る、という方が選手にとっても良い契約につながるはずだ。

横並び意識を捨て、自分の考えで一発更改するような選手が現れてもいいと思うのだが・・・

もっとも、今年の契約更改に限っては来期の体制が未確定なこともあって全員一回目ではサインしにくいのだろうな、という気はする。

posted by たじ |11:15 | コンサドーレ | コメント(7) | トラックバック(0)