2006年09月20日

乙女心の57kg

先日、柔道の国別団体戦が行われ、残念ながら女子は銅メダル、男子は5位となった。
特に女子はアテネ五輪で全7階級中金メダル5、銀メダル1という抜群の成績だったので大いに期待されたのだが、フランスの前に屈することとなった。

女子の階級は48kg以下、52kg以下、57kg以下、63kg以下、70kg以下、78kg以下、78超級と7階級である。その中で、先述のアテネ五輪で唯一メダルに届かなかったのが57kg以下級である。どうやら、この階級は日本女子柔道界にとって国際大会で最も苦戦している階級のようである。
もちろん、中間階級は選手層も厚く、難関であるのは当然なのだが、それならば日本女子柔道の選手層も厚いはずで、それが苦戦の要因とは言えないだろう。そこで私は一つの仮説を考えた。

日本の女子柔道が57kg以下級で苦戦している原因は微妙な乙女心にある

柔道はその所属階級によって体重がばれてしまうという、世の女性にとって嬉しくない競技である。48kg、52kgであれば一般的に見ても標準的な体重、柔道着を着ていなければ普通の女の子。特段体重を気にすることもない。しかし、63kg以上となると一般的な女性の体重としてはかなり多めではないかと思われる。だから逆に開き直って柔道に打ち込むことが出来る。というよりは、体重を自分のプラスポイントにするためにも柔道が強くなることが必要なのだ。

そこで難しいのが57kg。開き直って柔道に打ち込む程体重が多いわけではないのだが、しかし体重が気になってしまうという実に微妙な乙女心が作用する階級となっているのである。できれば体重を落としたいけど柔道にはマイナスになってしまう。体重を増やして上の階級にあげるのはイヤだ。52kgまで落として階級を下げるのも難しい。「本当は55.4kgなのに57kgと誤解されるのは屈辱だ」なんて余計なことをついつい考えてしまうのではないか。

諸外国でも女性の場合は同じような問題が発生するのではないかと思うが、人種民族によって体型は異なってくる。その乙女心が作用する階級も異なってくる。日本人、日本民族においては57kg以下級がその微妙な乙女心が作用する階級となっているのではないか、というのが私の仮説である。

柔道関係者からは怒られそうな仮説だが、案外外れてないような気がしている。

posted by たじ |09:58 | スポーツ | コメント(3) | トラックバック(0)