2006年05月22日
ブランド力と地域アイデンティティ
ブランド力で売れるのが理想である。もちろん、そのブランド力を身につけ、維持することは大変なことなのだが。ヒット商品を作り続けなければ生きていけない会社では困るわけで、ヒット商品ではなくとも、ブランド力で安定した商品を供給し、安定的な収益を上げることが出来ることが望ましい。その上でヒット商品がプラスαとなれば言うことない。しかし、ヒット商品というのは、苦境に立たされた会社が一発逆転を狙って作ったりすることもある(プロジェクトX的)が、長続きしなかったり、失敗に終わったりすることも多い。 さて、「コンサドーレ」はどうやったらブランド力を持つことができるのだろうか。プロ野球では阪神株問題が話題になっているが、たとえその株がどうなろうと、阪急と経営統合しようと「阪神タイガース」は絶対に無くならないと多くの識者は断言している。超優良ブランドの名前を捨てるなんてことは有り得ないと。それだけ「阪神タイガース」というブランドには絶大の力があるのだ。近年「ジャイアンツ」のブランド力低下が著しいのだが、阪神タイガースのブランド力はまだまだ強力である。 阪神が高いブランド力を持っている要因は非常に強い地域アイデンティティに根ざしている。簡単にいってしまえばアンチ東京である。かつてパリーグには関西に3球団あった。近鉄、阪急、南海。資本力で考えればいずれも阪神を大きく上回る会社ばかりである。しかし、その3球団とも関西人の地域アイデンティティとはなりえなかった。それは、パリーグではアンチ東京を投影する対象とはなりえなかったからである。唯一阪神だけが巨人という東京の象徴と対峙することが出来る存在であり、ゆえに関西人は阪神が巨人に勝つことに快哉を叫ぶのである。また、チーム名も都合が良かった。パリーグの3球団は単純に鉄道会社の名前だが、阪神はそのまま地域名として通用するところも広く関西人に支持される所以であろう。 しかし、残念ながら「コンサドーレ」はそのようなブランド力を持つことは不可能に思える。強い地域アイデンティティと、それを投影する対象。おそらくプロスポーツにおけるブランド力の源泉はここにある。しかし、北海道にはそれほど強い地域アイデンティティがあるとは思えない。もともと移民の集まりで歴史が浅いのだから。 しかし、ここでいきなり突飛な考えかもしれないが、北海道が強い地域アイデンティティをもつことが可能になる方法があるような気がしている。それは道州制。他地域に先駆けて北海道がより独自性を持つことができるなら、北海道独自の非常に強い地域アイデンティティが生まれるかも知れない。地方交付税がカットされ、あたかも国に見放されたかのようになったとしても、それが反骨心となるかもしれない。 そのような強い地域アイデンティティが醸成されたとしたら、コンサドーレはその投影先となりうるのか。日本ハムファイターズでもいいではないか。確かにそうだ。しかし、逆に、現在のコンサドーレの状況が武器になる可能性もある。つまり、困難な状況からはい上がっていくサクセスストーリーに、より北海道民は感情移入出来るかもしれないのだ。 妄想もいい加減にしろと言われそうな気がするけど、半分くらいは本気で書いてます。
posted by たじ |09:29 | コンサドーレ | コメント(3) | トラックバック(0)
