2007年02月27日
伝説の長野のこと
ジャンプの話が止まらなくなってしまった・・・ オリンピックの名場面といえば必ず出るのが伝説の長野オリンピック、ジャンプ団体の金メダル。もうさんざん語り尽くされている感もあり、私にとっても最も印象深いオリンピックシーンでもある。 リレハンメルの原田の失敗ジャンプから4年越しの原田物語であった。1本目の原田の失敗ジャンプ、悪天候、テストジャンパーの頑張り。そして2本目の原田の大ジャンプ、ラストの船木を見守り、原田は「ふ〜な〜き〜」と声を絞り出す。そして船木のジャンプで見事に金メダル。日本中が歓喜に湧き、涙した名シーンである。 がしかし、一連の物語は実は一部意図的にある事実をカットして編集され、語られているものがほとんどである。確かに、原田を主役にした原田物語として語るのが最も盛り上がるのだが。そのカットされている事実とは・・・ 1本目、2人目の斉藤が跳び終えた時点で日本は1位だった。そして3人目の原田のときに天候が悪化。そして原田は79.5mという失敗ジャンプで日本は首位転落。しかし、このときの日本の順位は2位なのである。この3人目の時は悪天候のため、他の国のジャンパーも軒並み飛距離を伸ばせなかったのだ。確かに原田のジャンプは失敗だったとはいえ、それは悪天候のためであり、その時点ではメダル圏の2位なのだから、原田の失敗は決定的なものとは言えなかった。そして4人目船木。団体戦の緊張なのか、ラージヒル金メダルの船木のジャンプは固かった。各国エースがK点を超えていくなか船木の飛距離は伸びず118.5m。1本目終了時点での日本の順位は4位となったのである。 しかし、後日この団体戦が語られるときは3人目終了時点の「2位」という順位はカットしていきなり1本目の日本の順位が「4位」と語られるのである。原田の失敗ジャンプのせいで4位というメダル圏外に落ちたと思わせるために。そして2位から4位に順位を落とした船木の失敗はほとんど語られることはない。 原田を中心とした物語に編集する事自体に文句はないのだが、意図的に事実を伏せた編集を見るとやはり釈然としないものを感じるのである。
posted by たじ |10:44 | スポーツ | コメント(3) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:伝説の長野のこと
スキーの話が続いていますね。
当時私も見ていましたが、「確かにそんな状況だったなぁ〜」と思い出しています。
最近、報道のあり方などが問題視されていますが、ちゃんと事実を伝えて欲しいで
すね。
さて、私的には「伝説は札幌で」のほうがインパクトが強いです。
そうです札幌五輪の時の「日の丸飛行隊」金銀銅を独占ですよ。
会場には行っていませんがTVに見入っていた記憶があります。
posted by comchan | 2007-02-27 12:43
Re:伝説の長野のこと
お久しぶりです。
確かにそうなんですよね。
船木の1本目の失速が欠落しているんですよね。
2位とはいっても、船木にとっては初出場なわけで、かなり動揺していたとも取れるし、確か八木弘和さんが言っていたけど「1本目の4位がこのオリンピックの勝負のアヤだった」ということからいけば、船木はラージヒル個人戦の1本目は4位だったわけで、原田以上に自作自演に思えてきます。
本人は「落ち着かなかった」と言ってましたが、それが本当なんでしょう。
地元開催で金確実と言われた中でのプレッシャーがあったんでしょうね。
乱文ですいません。
posted by equip | 2007-02-27 21:21
Re:伝説の長野のこと
>comchanさん
札幌オリンピックの時は私はまだ小さかったのでリアルな記憶はないです。残念ですが。
オリンピックがなんなのかもよくわかっていなかったかも・・・
>equipさん
船木の心情にスポットをあてて編集し直してもとても面白いものになると思いますね。
ただ、原田程のキャラクターの持ち主ではないので一般受けはしないかもしれませんが。
posted by たじ | 2007-02-28 14:00
