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2007年02月26日

見事な銅メダル

いよいよ今週末にはJリーグ開幕なのだが、もう少しノルディックの話。

今回の札幌大会について私は2/21に
現在は世界のトップレベルで戦える選手はいない。正直、今回の世界選手権で日本のメダル獲得数は「0」の可能性が大である。
と書いた。もしメダルを取れるとしたらジャンプの団体であろう、とは思っていたが。
確かに世界のトップレベルで戦える選手はいないのだが、日本ジャンプ陣は世界のトップレベルで戦える集団だった。見事な銅メダルである。

もちろん地の利があった。他チームが意外に失敗ジャンプが続いた。特にフィンランドは本来優勝候補だったのだが、驚くべき失速である。
がしかし、日本はそれぞれがそれぞれの役割をキッチリ果たした。オーダーも成功した。1番手栃本はまだまだ力が足りないとは思うものの、若さと勢いで飛び、各国が失速する2番手のポジションでK点ジャンプを2本揃えた大ベテラン岡部が順位を押し上げる。伊東大貴の大ジャンプはあの試合展開と3番手というオーダーがもたらしたものだと思う。ここのところ不調で苦しんでいた彼だが、今回のジャンプできっかけをつかめたのではないか。アンカーのエース葛西はさすがと言うしかない。最後のジャンプは得点差がキッチリ計算された完璧なジャンプだった。

今週末には宮の森でノーマルヒルがある。団体銅とは言っても個人レベルでは世界のトップとは差があることはこの団体戦を見ていてもはっきりしている。それでも今後の日本ジャンプ陣の浮上に期待したい。岡部、葛西の両ベテランが頑張っているうちに伊東大貴や栃本、伊藤謙四郎といった若手が世界で戦えるように成長してほしいし、今回の銅メダルによって今後に明るい兆しが差し込んだことは間違いない。

今日はきっと道内スポーツ紙一面はみんなジャンプだろうな。たくさん買い込もうっと。

posted by たじ |10:56 | スポーツ | コメント(0) |

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