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2007年02月25日

札幌ドームに行ってきた2

最初の競技はスプリント団体予選男子。
1組目に日本。5位までが決勝進出だ。
札幌ドーム内のスタート地点から勢いよく選手が飛び出していく。会場では日本語と英語で交互に実況が放送されている。クロスカントリーは1カ所からレース全体を見ることは不可能で、ドームの外に出てしまうとレースの状況がわからないのだが、ドーム内のビジョンでレースの状況を映し出し、それに合わせて実況。ビジョンには順位や選手名などが映し出されていてわかりやすい。がしかし、ここで私は失敗に気づく。オペラグラスを持ってきていなかったのだ。ビジョンに映し出される選手名は英語表記で日本語は無し。私の視力ではほとんど判別出来ない。ちなみに選手のゼッケンの数字も読めないので、実況と雰囲気でレースを感じるのがやっとであった。
さて、日本チームは序盤8位~9位と出遅れ気味も3周目からは激しい5位争いに。最終周、恩田がドームに戻ってきた時には興奮して、涙がこみ上げていた。こんなにも興奮して感情移入するとは自分でも驚きだった。しかし、惜しくも足先の差で6位。決勝進出ならず。

あんまりにも興奮したのでその勢いでノルッキー(小)を買ってしまった。
そしてスプリント団体予選女子。1組目に日本。もともとトリノで8位になっている種目だし、昨日の夏見の快走もあって、予選突破が見込まれる有力種目だ。
1走福田がスタートダッシュでトップに立ち、会場は沸き返る(人数は少ないのだが)。2周目以降は4~5位と決勝進出ボーダーラインだったのだが、ズルズルと後退していく。どうも、夏見は昨日の疲れが残っているのか、動きが重そうだ。ラスト1周になったときには6~7位に。決勝は厳しい状況。最終周、夏見がドームに戻ってきた時には7位。6位ともやや水を開けられ、無念の予選敗退。

日本は男女とも予選敗退と残念な結果となったが、その後競技は決勝へ。なにせ観客が少ないので、好きなとこに座り放題。レースごとに座席を変えていろんな角度から見てみた。角度によって結構見え方が違うようで面白かった。

スプリント団体男子決勝はイタリアとロシアのデッドヒート。同タイム写真判定でイタリアの勝利。如何に足を伸ばすかが勝敗を分けるのだ。スプリントはこういった接戦が多く最後の直線勝負は本当に見応えがある。日本男子が100分の1秒差で決勝進出を逃したのはひょっとしたら東洋人は西洋人に比べて足が短いせいかもしれないと本気で思う。
スプリント団体女子決勝はフィンランドとドイツの争いでこれも接戦の末辛うじてフィンランドが制す。

競技が終わり表彰式なのだが、なぜか表彰台がスタンドに背を向けていて選手が見えない。これは全く私には理解不能で、スタンドにいる観客は表彰式の模様をビジョンで見ているだけなのだ。これならテレビで見るのと何も変わらない。表彰台に上る選手を直に見て拍手を送りたいではないか。この点が今回一番疑問、不満に思った点だった。

スプリント団体が終わり、ここで場内アナウンスが入る。コンバインドスプリント前半ジャンプの結果だ。後半のクロスカントリーがここドームで行われるので、この結果がドームの盛り上がりを左右する。が、小林範仁が27位、加藤太平が33位、渡部暁斗が34位、そしてエース高橋大斗は最下位(棄権)とのアナウンス。なんだか会場の空気が冷えてしまった。ここで帰る人もたくさんいたようだ。

19:00になってコンバインド後半が始まる。
日本選手3人はスタート時点でトップから3分くらい離されていて、競技的な興味は必然的に優勝争いに。日本語実況も日本人選手の動向にはほとんど触れずに優勝争いの実況に熱が入る。3周目までジャンプトップのキルヒアイゼンがリードを保っていたが、最後は無冠の帝王ハンヌ・マンニネンがトップでドームに帰ってきた。追いすがるモアンを振り切って、マンニネンが五輪、世界選手権を通じて初めての金メダルを獲得した。W杯歴代最多勝で長年コンバインドの王者として君臨してきたマンニネンの悲願の金メダルはコンバインドファンの胸を熱くしたことだろう。

それにしてもこのドームでのクロスカントリー観戦は楽しかった。ドーム内という快適な環境の中、実況や映像もついてレース展開がわかり、ゴール前のデッドヒートは圧巻である。ただ、やはりオペラグラスを持って行かなかったことが悔やまれる。
それと、観客があまりにも少なかったこと。一応公式発表では15300人だ。レースは何本もあり、人の出入りがその都度合ったし、途中から来る人、途中で帰る人もいたのだから、15300人が同時に競技を見ていたわけではない。とはいえ、やっぱりスタンドをざっと見た印象はやっぱり2000~3000人程度だったと思う。これが本当に残念でした。

あー、でも前日に来て私も「マドカ」コールしたかったな・・・

P.S.家に帰ってから高橋大斗選手の衝撃の転倒シーンを見ました。一日も早い回復を祈ってます。

posted by たじ |07:30 | スポーツ | コメント(0) |

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