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2007年01月14日

才能の取りこぼし

スポーツにもいろいろな種目がある。各種目の選手、トップレベルの選手はもちろん素晴らしいアスリートだと思うが、しかし、その選手の能力を活かす最適種目をやっているとは限らないようにも思う。
たまたまその競技をする環境になかった、ということはあるだろう。例えばウインタースポーツは暖かい地方の人にはもともと縁がないため選手がいないとしても、彼らにその適性がないというわけではないはずだ。

その競技にもっとも適した能力の人がその競技者にならないこと。このことを私は「才能の取りこぼし」と呼んでいる。

違う競技の選手の能力を比較することは困難だとは思うが、それでも私は世界最高のアスリートは陸上短距離のスプリンターだと思っている。それは「才能の取りこぼし」がほとんどないと考えられるからだ。
どんな国でも、「足が速い」という才能が見落とされることはまずあり得ない。幼稚園、小学校のかけっこ、徒競走でもその才能は必ず人の目につく。高価な用具も必要ないので貧富の差もほとんど関係ない。取りこぼしのない才能の中で極めた究極のアスリートがスプリンターなのだ。

この話を聞いて妻は「ブラジルのサッカーには才能の取りこぼしはないんじゃない」と言った。確かにそんな気がする・・・

posted by たじ |07:49 | スポーツ | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:才能の取りこぼし

どーもこんにちは。
全くもってたじさんの言う通りだと思っています。
そして、自分が部活嫌いである理由の1つがソコなんです。

一度ある部活に入ってしまうと、他の競技をする時間がほとんど失われてしまう。
「部活に入った当時に好きだった競技」という理由だけでその競技だけに時間を使い、後々になって
「若かりし頃あの競技をやっていたかったなー」と悔やむ人ってけっこういるのでは?
と考えたりします。
(自分もその1人です)

やっぱり学生時代は1つの競技に縛られることなくいろいろできた方が個人的には良いと思います。
そして、いろいろやってから自分の判断で競技を絞っていくということならアリだと思います。
そのためには、やはり現状のスポーツ環境ではかなり未熟ですね。
(学校単位であっても)総合スポーツクラブというものが一般的になって欲しいです。

ところで、最近、愛媛(だったかな?)の方ですごいスノーボーダーが育っているんですよ。
現地には屋内のゲレンデがあります。
「才能の取りこぼし」 減少のためのファクターとして、環境というものが大事という例の1つですね。

あと、「陸上に限らない十種競技」 なんてあればいいのに~~
例えば、
サッカー・野球・バスケ・バレー・ラグビー・アメフト・アイスホッケー・バドミントン・卓球・テニス
を全部やるとか。
陸上の十種競技のチャンピオンを「キング」と慕うよりも尊敬するんだけどな~

posted by しゅ~ちょ~| 2007-01-14 11:07

Re:才能の取りこぼし

>しゅ~ちょ~さん
愛媛の屋内ゲレンデの話はちらっと聞いたことがあります。
そうですか、選手が育ってるんですね。

posted by たじ| 2007-01-15 09:41

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