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2006年12月26日

フィギュアスケート界の心配

フィギュアスケートは現在大人気である。しかし、連盟上層部の不祥事もあり、スケート連盟も必死である。スピードスケート、アイスホッケー、フィギュアスケート。スケート連盟にとっては現在大人気のフィギュアが稼ぎ頭なのだろうが、正直、選手の酷使が気になるのだ。

グランプリシリーズは6大会のうち2大会に出場し、その合計ポイントでファイナル進出を争う。2週間後にグランプリファイナルがあるというシリーズ最終戦のNHK杯に浅田、村主、中野、高橋、織田と、ファイナル進出のかかった5人がエントリーしている。日本開催のNHK杯を盛り上げる(女子は表彰台独占を初めから狙っている)ために、有力選手を注ぎ込んだのはいいが、2週間後のGPFを考えれば選手にとってはコンディションの調整が難しかったことだろう。かといってNHK杯で日本の有力選手を外すというのは営業的に大きなマイナスである。結論としてはスケート連盟は選手のコンディションよりも営業を優先させたと言える。

そして、明日から、GPFからわずか10日ほどで全日本選手権である。この全日本選手権は3月東京開催の世界選手権の選考大会になっている。GPF日本人の中でトップでかつ表彰台の浅田、高橋の二人は「全日本出場を条件に」世界選手権代表が内定した。しかし、その条件はなんで必要なのか。代表内定したのなら、出場するかどうかは本人に任せて世界選手権に向けて調整させたらいいのではないか。しかし、やはりここでも有力選手欠場が与える営業的影響を考えたのだろう。内定は出すからとにかく出場してくれと。

全ては3月に行われる東京開催の世界選手権のためだと思われる。ここまでに盛り上げるだけ盛り上げて大会を大成功に結びつけたいということなのだろう。仕方のない部分もあるが、選手が壊れなければいいのだが。
逆に言えば、3月の世界選手権が終われば、バンクーバー五輪までの3年間というスパンでの強化プログラムが組まれるのではないかと思う。フィギュアスケートの人気が一過性のもので終わらないように、選手のケアを大切に考えてほしいと願っている。

posted by たじ |10:24 | スポーツ | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:フィギュアスケート界の心配

フィギア選手はアスリートでありタレントでも
ありますからね~今が旬なら連盟もイケイケかと。
ちなみに全日本のあと1/6・7に真駒内でショーが
あり高橋・織田・浅田姉妹・安藤選手がでるとか・・・
でもフィギアの有力選手は競技引退~プロスケーター
とゆうレールが敷かれてる分、連盟主導のスケジュール
管理は仕方ない面もあるのでしょうね・・・

ちなみにアイスホッケーは単体で連盟があります。
もっともあの堤義明氏失脚後、いたって地味に?

posted by toko | 2006-12-26 10:52

Re:フィギュアスケート界の心配

>tokoさん
ロシアでのコンディションの悪さが報道されていただけに心配がいろいろありますね。
アイスホッケーの連盟は別でしたか。勘違いしてました。失礼しました。

posted by たじ| 2006-12-27 10:23

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