2006年12月22日
この試合がファイナルのつもり
元日国立という夢も確かにある。だけど、志が低いと思われるかもしれないが個人的には甲府戦がファイナルのつもりでいる。もし勝てばそのあとはボーナスステージ。 対戦相手としても、ベスト8の中ではコンサが勝つ可能性が最も高い相手はやはり甲府であろう。そういったリアリティの問題もあるが、やはり賞金2000万円を獲得出来るかどうかというのが一番大きい。勝てば道外キャンプの費用もペイ出来るわけだし。 甲府戦は「賞金のかかった試合」という大一番である。もちろん選手にも賞金の還元はあるだろうし、リーグ戦とは違うモチベーションを経験することになるだろう。その試合で勝利するということはかけがえのない経験になるはず。だから、先のことは考えずに、この試合がファイナルのつもりで全力で勝利を手にしてほしいと切に思うところである。 ところで、賞金を巡る経営的事情について考える。 営業部ブログ 日刊スポーツ記事 営業部高杉さん曰く、天皇杯での支出について「2,000万円の賞金でもそれらの支出を埋められるかどうか」。 日刊スポーツの記事では「賞金2000万円を獲得しても、経費を差し引けば残額は500万円。準決勝前の合宿費と遠征費で、きれいになくなってしまう計算」。 ぴったり符合しているのでその通りなのだろう。 しかし、どうも上記の計算に納得がいかない思いがある。日刊記事から引用すると 天皇杯関連費用は5回戦突破時点で約1500万円。内訳は選手への変動報酬が計900万円(新日鉄大分、千葉、新潟戦で各300万円)、遠征費と福島合宿費(18日から4泊5日)が計600万円。仮に準々決勝で甲府に敗れれば、1500万円の赤字となる。 そもそも選手の変動報酬はトップチーム人件費として予算化されているものではないのか。それを天皇杯関連費用として計算に入れるのは変ではないか。トップチーム人件費には出場給や勝利給などの変動分が予算に入っていて、今季は昇格争いができずに終わり、勝利給など人件費は予算以下で納まっているはず。もともと昇格するつもりで予算を組んでいたわけだから。 確かに、今季大赤字なのは事実だが、なんだか賞金を獲得した時の「賞金を選手に還元せよ」という選手側の主張に対する予防線を張っているような気がしないでもない。選手のモチベーションを下げるようなことになってなければいのだが。 あえて繰り返して書いてみる。 もちろん選手にも賞金の還元はあるだろうし、選手の皆さんには甲府戦本当に頑張ってほしい。
posted by たじ |11:54 | コンサドーレ | コメント(3) |
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この記事に対するコメント一覧
Re:この試合がファイナルのつもり
選手への賞金還元、当然の権利だと思います。
もっと選手及びサポのモチベーションが上がるような報道希望!
お金って、大事ですよ。プロなんですから。ね!
posted by ブラコン2号| 2006-12-22 13:56
Re:この試合がファイナルのつもり
子供の頃、意味が分からなかった「損して得取れ」
この際、負けて得する道はない。
経営の立場の大変さは、想像するしかないのですが。
posted by OWLS| 2006-12-22 21:11
Re:この試合がファイナルのつもり
>ブラコン2号さん
どのくらい選手に還元できるかは、かなり厳しいのでしょうけど・・・
>OWLSさん
損して得取れ。うむ、深いですね。
posted by たじ| 2006-12-23 08:15