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2005年12月27日

ユース選手の複数年契約

報道によるとコンサドーレは来期からユースからトップ昇格する選手には複数年契約を結ぶ意向のようだ。野田の一年目での戦力外問題がきっかけなのは間違いない。クラブとしても、この問題にはそうとう参った様子である。

このニュースを見た感想としては「うーん、微妙」という感じ。システムとして複数年ありきとすることがいいことなのかどうか。結果として斉川のような1年で自主退団する選手が増えたなら同じことでもある。ユースからトップにあがるハードルが高くなるということも予想される。それと高卒新人全部ではなく、ユースのみが対象というのも妙な感じがする。あまり風呂敷を広げられないということなのか。ユースに子供を預ける親に対するアピールというのもあるのかもしれない。
複数年契約というのは「チームから必要と認められた選手が勝ち取る権利」というイメージがある。新人選手が複数年の契約に甘えてしまったのでは逆効果だ。実に難しい問題である。

一番大切なことは新人獲得に対するそれぞれのコンセプトを明確にすることだと思う。即戦力として期待しての獲得。2~3年後の成長を期待しての獲得。人数あわせのための獲得。いろいろあると思うが、そこが明確であれば問題ない。もちろん見込み違いはある。それに対して批判されるのはしょうがない。選手も監督も結果が悪ければ批判されるのだから、それは同じ事だ。第二の野田をつくらないということは大切だが、システムを作ることでそれを防いだとしてもそれはあくまで表面的なことである。

「ユース選手がプロで通用する能力や将来性があるかをしっかり見極めた上で昇格させる重要性にも言及した。」

この部分におおいに期待したい。


posted by たじ |13:37 | コンサドーレ | コメント(0) |

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