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2006年07月31日

ライブテイストとBGM

最近ホームゲームといえば厚別なので、音関係の話を続けてみたい。

湘南戦後の他のブログをいろいろ見ていると、ゴール裏の応援に関して、延々と同じ曲を歌い続けることに対する不満が見受けられる。同じ曲かどうかは別としても、このゴール裏を中心とした歌はスタジアムの外にいる私にはどう聞こえているかというと、実はかなりBGM的に聞こえているのである。

ワー、キャー、おおっ、ああぁ、というような様々なスタジアムのどよめきが聞こえてくると、試合の様子、観客の感情がスタジアムの外にもわかる。対して、歌が聞こえてきても、試合の様子はほとんどわからないので、スタジアム内を察するにはあまり参考にならない。単純な話、わー、とか、きゃーという歓声と比べると歌のほうが感情が伝わらないのだ。当たり前といえば当たり前なのだが。

さらにいうと、試合展開にかかわらず、ずっと同じ曲をエンドレスリピートで歌うというのは余計にBGM感を強める。極端な話、試合展開に連動したメリハリがないのならば、録音したものを流したって同じではないか、とすら思ってしまう。

スタジアムの外にいて、試合の様子がわかるのはコールの方だ。湘南戦では開始早々高原コール。で、湘南の得点。そして何度も何度も高原コール。それだけでもうどんな試合かおおよそ想像がつく。選手のコールは応援する気持ちを伝えたい相手が具体的にフォーカスされているのだが、歌となると、そこがぼやけるところもBGM的になりやすい要素だ。

試合展開にかかわらず同じ歌を歌い続けることにこそ意味がある、という意見があるならばそれももちろん正当な意見だ。ただ、個人的感想を言うならば、同じ歌をエンドレスリピートで歌うとBGM的になってしまい、選手にも気持ちが伝わりにくいのではないか、と思うのである。

では歌を否定しているのかといえばそんなこともない。レコード(CD)で聞いていたときにはなんとも思っていなかった曲が、ライブで聞いたら涙が止まらなくなった、なんて経験は結構あるのではないかと思う。そこにはライブでしか味わえないライブテイストというのがある。ライブだからこそ、歌に込めることの出来る感情というのがある。ゴール裏の歌も、そういうライブテイストをたくさん盛り込むことができれば良いのではないかと思う。

posted by たじ |11:35 | コンサドーレ | コメント(4) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:ライブテイストとBGM

選手には、応援も聞こえない程に集中して欲しいですし、応援が聞こえて欲しいっていろんな気持ちになります(笑)
でも、同じ歌をエンドレスは、キツイですよね。

posted by のっち| 2006-07-31 13:00

Re:ライブテイストとBGM

 私は歌ってない方なので、あまり偉そうなこと言えませんが、あえて同じ歌歌ってるのかナーと思いました。
 コールリーダーには、あの展開で「応援しない」という選択肢もあったんだとおもいます。
 しかし、同じ応援を続けるんことになんかメッセージ的なことを感じました。
 本心はどうなのかわかりませんが、応援を止めなかったことの思いを選手に受けて止めてもらいたかったのかなぁと勝手に想像しています。
 あのきつい状況の中、よくやっていると思います。

posted by まじっく | 2006-07-31 22:01

Re:ライブテイストとBGM

こんばんは。
難しい問題ですよね。
でも自分は『どういうコールをするのが良いか?』という事よりも、『どうすればあんなにもいる
ゴル裏にいる後ろ向きな方達を(試合の展開に関係なく)前向きにできるか?』と先に考えてしまいます。
前向きな方達が増えてくれれば、相乗効果でコール等の話も良い方向に向ったりもするのかな?、と
勝手に妄想(笑)

ゴル裏爆心地の方達は本当に頑張っていますよ。
実際に行動を起こしている訳ですし。
(まぁもう少し表現方法が上手だったらな~、なお良いんだけど)
こういう方達がいて初めて、たじさんのような感想も生まれてきますよね。

posted by しゅ~ちょ~| 2006-07-31 23:55

Re:ライブテイストとBGM

>のっちさん
本当に集中しているときは聞こえてないと思います。
ただ、90分集中し続けることはできないですから。実際選手にはどの程度聞こえているのでしょうね

>まじっくさん
なにか意図はあるのだろうな、とは思います。

>しゅ~ちょ~さん
スタジアムの外で聞いているお気楽な感想なもので(汗)
応援については難しく考えないでお気楽に考えるのが吉と思ってます。

posted by たじ| 2006-08-01 10:02

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