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2011年11月16日

フィギュアスケートNHK杯観戦記(11/13)

NHK杯2日目はコンサドーレの試合とバッティングしていたために、真駒内には行けませんでした。

2日目の結果。アイスダンスはシブタニ兄妹が優勝。ペアは川口・スミルノフ組がSP5位からの大逆転優勝。高橋・トラン組はあのゾルコビー・サブチェンコに勝って堂々の2位という快挙。そして女子シングルはSPのリードを守りきって鈴木明子が辛くも優勝。浅田真央は僅差の2位。男子SPは高橋大輔が圧巻の演技で90.43でトップ。二位の小塚は79.77ですから、既にショートの時点で勝負ありです。3日目の男子についてはあまり勝敗のことは気にせずに演技を見ることになりそうです。

さて、そんなこんなで11/13も真駒内セキスイハイムアイスアリーナにやってきました。まずは男子フリーです。

第1滑走がベルネルというのも正直残念なのですが、しかし彼はさすがのエンターテイナーぶりを発揮しました。前半4Tを決めて順調かと思いきや、3Aで大転倒。そのあとは吹っ切れたのか競技にとらわれずに客さんを盛り上げてくれました。ステップの転倒も振り付けです(笑)。
町田樹はSP5位で期待されましたがフリー6位、総合7位と、まだ世界と戦うにはなにか少し足りない気がします。全体的にはまとまっていて上手なんですけど、インパクトがないのかなぁ。
前日史上初の国際大会での4Lzを決めたムロズ。私もこの日生で見たかったので期待していたのですが、アンダーローテで転倒になってしまいました。残念。
前半グループで滑ったロス・マイナーが上位陣が崩れたことで3位に滑り込みました。SP6位だったので表彰台に乗れるとは思わなかったようで、大喜びでしたね。
優勝争いですが、やはり高橋大輔と小塚崇彦ではまだ力が違うようです。どちらも今回は4回転には成功していないのですが、それでも技術点でも高橋が4点上。PCSはなんと12点差です。いくらなんでも二人の間にそこまでの点差は無いように思いますが、これが現実です。
というわけで、男子も女子に続きワンツーフィニッシュとなりました。NHK杯なんだからある意味妥当な結果かなと思います。

競技が終わったので、エキシビションです。とそのまえに、しばしの休憩時間。
軽食など買い物をして席に戻ってみると、なんと「豊の部屋」をやっているではないですか。場内ではいつ「豊の部屋」をやるともアナウンスされてなかったのが不満です。私が席に戻った時は、なるとらのインタビュー中だったのですが後でテレビで確認すると、「豊の部屋」の冒頭数分は場内では「どーもくんオンアイス」をやっていて、音声は場内に入っていなかったようです。そういう意味ではあまり見逃した部分は少なかったのかもしれません。
真央ちゃんのインタビューの時、今年も豊先生は少し涙ぐんでいました。あと、結構刈屋アナウンサーは突っ込んだこと聞くなぁと、驚きました。小塚に「高橋選手にこんなに差を付けられるとは思わなかったでしょ」とか。

さて、いよいよエキシビション。各種目上位4組と国内出場選手の石川、町田の合計18組です。残念ながらリード姉弟は欠場。
このエキシ、なんといっても注目を集めたのはロス・マイナーでしょう。エキシに出られるとは思ってなかったとのことで、登場した時に来ていたのは「北海道」と大きく書かれたTシャツです。今回の来日の際に買ったTシャツだそうです。ホントに楽しそうで見ているこちらもウキウキしてきます。
真央ちゃんのジュピターも変わらずの美しさですが、それよりも私はアンコールで「愛の夢」のラスト部分をやってくれたのが嬉しかったです。前日生で見れてなかったので、念願叶いました。最後フィニッシュの時のスパイラルってイマイチじゃないのかなと、今まで思っていたのですが、生で見るとテレビ観戦よりはずっとスケール感のある美しいスパイラルでした。
エキシの演技は本当にどれこれもが楽しいです。なるのはっちゃけぶりも凄かったのですが、やはり会場が一番楽しんだのは高橋大輔のアンコール「マンボ」でしょう。もう本当に会場がみんなノリノリです。やはり高橋大輔はスーパースターだなと実感。やはり小塚とは明らかにスター度合いが違います。この差は技術では埋まらない差なのではないかと思います。パッションとかオーラとか、なんかそういうものが小塚にはもっと必要だってことでしょうね。
今回のエキシは2位以上の人は全員アンコール有りという豪華な内容。最後のフィナーレまでたっぷり楽しみました。フィナーレではあっこちゃんと大輔がなにやら相談して、二人でサイドバイサイドで3Fからキャメル、そして最後はドーナツでフィニッシュです。

今回初めてフィギュアスケートを観戦して思ったことは、この空間というのが実に美しく、平和で温かく幸せな空間だということです。競技である以上点数も順位も付きます。贔屓の選手もいれば、そのライバル選手もいます。でも、会場にいる人は誰一人として誰かの失敗演技なんて望んではいません。全てのお客さんは全ての選手が皆素晴らしい演技をしてくれることを期待して、そして応援しています。こんな素晴らしい空間にいられたことを幸せに思いますし、いつかまた必ず、フィギュアスケートの観戦に来たい、そう強く思った今回のフィギュアスケート初観戦でした。(了)

posted by たじ |13:30 | コメント(3) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:フィギュアスケートNHK杯観戦記(11/13)

ああーうらやましいです。
何だか観戦マナーが良くなかったとかの声が結構ネット上にあり、気になっていたのですがどうでしたか?
北海道はああいった緊張感のある息をのむようなスポーツの意識が薄いのでは?と不安になっていました。
こういうと妬みやひがみに聞こえるかもしれませんが、某居酒屋的観戦が定番のスポーツの影響があるのかなと思っていました。
何せフィギュアよりは緊張感を強いられないサッカーも見慣れていないので…。
あ、もちろん高評価もあったことは理解しています。

posted by コンサと浅田真央好きより| 2011-11-16 17:51

Re:フィギュアスケートNHK杯観戦記(11/13)

観戦記、ありがとうございます!12日にお話させてもらったチケ争奪戦に敗れた者ですw
あの時は撤収の忙しい最中に長々と話してしまって申し訳ありませんでした。
読んでいて会場の雰囲気が手に取る様に解りました。何十年後でも良いから次の機会は必ず行きたいですー!

「日本のファンは公正で暖かい」
海外の選手達からも良く言われますね。
去年のNHK杯に来たアボットも、アメリカ国旗が一杯あって嬉しかった・と言ってたそうですし。
私もチェコとイタリアとロシアとアメリカとドイツの国旗持って行きたかったなぁ。
トマシュは体調が悪かったみたいですね…。
棄権しないで来てくれた心意気が嬉しいです。

マイナーの北海道Tシャツ、YouTubeで確認して爆笑しましたw
しかも本当はバックプリントのTシャツなのに、わざわざ逆に着てるんですね!そこまでして全世界に北海道を宣伝してくれるなんて好いヤツw
男子若手達の自爆率は高かったですけど、みんなこれからに期待出来そうでワクワクしました。

でもやっぱり、一番嬉しかったのは真央ちゃんがトリプル5種降りた事ですけど!
アクセルを回避した時はちょっと気持ちがしぼんだんですが、ルッツを降りた瞬間、一気にテンション上がりました。
エラーが取れて、アクセルを取り戻したら、みどりさん以来のトリプル6種全て降りた選手になりますね!
その日を目指して、着実に力を付けて行って欲しいな・と思います。

観戦レポート、ありがとうございました!

posted by 半月 | 2011-11-16 22:41

Re:フィギュアスケートNHK杯観戦記(11/13)

>コンサと浅田真央好きより さん
今回初観戦だったので、通常の観戦マナーがどういうものなのかわかりませんが、私自身はあまりマナーについては気になりませんでした。
強いて気になったことを言えば演技直前に「○○頑張って~」という声援で若干緊張感を乱す事が数度あったことでしょうか。

>半月さん
先日は色々ありがとうございました。勉強になりました。
真央ちゃんのルッツは練習ではほとんどエラーがないらしいですね。ルッツに不安が無くなれば鬼に金棒ですよね。

posted by たじ| 2011-11-17 10:26

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