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2011年11月15日

フィギュアスケートNHK杯観戦記(11/11)

今年のフィギュアスケートNHK杯は札幌開催ということで、なんとしても観戦したいと思い、11日と13日のチケットGETしました。12日はコンサドーレの厚別最終戦なのでさすがにこれは断念。
今まで結構フィギュア関連のエントリーしてますけど、テレビ観戦やネット観戦ばかりで実はフィギュアスケートの生観戦は今回が初めてでした。

会場に入るとまずはパンフレットを買おうと、場内を動き回り、グッズ売り場をいくつか見つけたのですがパンフレットは売ってませんでした。
ひょっとしてパンフレットってないのかと思ったところ、会場南側にパンフレット売り場がありました。パンフレットはこの一カ所だけでの販売だったようです。無事ゲットして着席。

最初の種目はアイスダンスのショートダンスです。
まずは前半グループの6分間練習が始まりました。6分間練習というのを初めて見て思ったことは、かなりニアミスが多いということ。ぶつかりそうになって慌ててよけるようなシーンがたくさんありました。激突とかしなければいいなと思っていたのですが、翌日には練習での激突があったようで、リード姉弟も大きなダメージを受けたようです。演技は華やかですが、危険を伴うハードなスポーツだと改めて実感しました。

初観戦して初めて知ったことがありました。それは会場のビジョンに時計が付いていて、演技時間が表示されているということです。これでタイムオーバーがあったかどうかがわかるということらしいです。演技によっては残り時間が少なくなって、ここからあと10秒でどんな風に演技を終わらせるんだろう、なんて心配になる場合もあります。
あと、これは真駒内の会場がそうなのか、一般的にそうなのかはわかりませんが、キスアンドクライは会場の席からはよく見えません。案外低い位置に椅子があって、フェンスの影になること、前面に照明やモニター、カメラなどがあるので「あそこにキスクラがある」とはわかるのですが、結局現地会場にいてもキスクラについてはあくまでも会場モニターに頼るという点ではテレビ観戦と変わりません。

さて、アイスダンスの競技を観戦しているのですが、実は私アイスダンスはよくわからないのです。あまりテレビで放送される機会も少なく、日本選手で国際的に有力な選手もいなかったせいか勉強不足でエレメンツもわからなく、ただなんとなく「上手だなぁ」と感心するばかり。結果としてリード姉弟は最下位スタートとなりましたが、正直何が悪くて最下位になったのかは見ていてよくわかりませんでした。ただ、6分間練習を見ていると前半グループに比べて後半グループは明らかにスピード感が違ったので、やはりそこには確固たる実力の違いがあるのだろう、ということはわかりました。

ショートダンスが終わると休憩時間。ここでは「どーもくんオンアイス」が行われました。NHKのキャラクター「どーもくん」とあと2体のキャラクター(よく知らない)がスケートショーをするのですが、あんなカラダでスケートが凄く上手なのです。なかのひとなんていないと思いますが、いったいいつ練習してたんでしょうね。どーもくんは高速スピンが得意なのですが、張り切って回りすぎ、バランスを崩して倒れてしまいました。一度倒れると容易に起きあがれないのがどーもくん。あわてて係の人が2人くらい入ってきてなんとかどーもくんを助けてました。

次の種目はペアSP。ゾルコビー・サブチェンコは案外ミスも多く、らしくない演技でしたが、そこは貫禄で1位。2位につけたのは高橋・トラン組。今季からトリプルツイストもマスターし、トップレベルの仲間入りです。今回TESだけならなんと堂々のトップなのですから、きっと自信になったでしょう。川口・スミルノフは少しミスが目立ち5位と出遅れてしまいました。それでも上位は僅差で、1位から5位までが約4点差。まだまだわからないというところです。とはいえ、ショートの結果からは翌日の波乱の結果は予想できませんでした。

さて、ここまで来てからオープニングセレモニーです。地元の小中学生の花束スケーターが出場選手の国旗を持って華麗にリンクを滑ります。彼女たちにとっては晴れ舞台。とっても素敵でした。高橋はるみ知事や橋本聖子スケート連盟会長の挨拶があって開会です。もう競技してたけど。

今日のメインは女子SP。石川翔子から始まった前半グループ、その中で気になった選手といえばゲデバニシビリ。技が決まれば世界トップクラスの力があるはずなのですが、毎回演技が安定しない。でも、この日のゲデバニシビリはとても良い出来で前半終わってトップです。

いよいよ後半グループ。6分間練習は真央ちゃんだけ見てました。手を上げる振り付けからイーグル、ターンを入れて3F2LOという一連の流れを繰り返し練習してましたが、コンビネーションを跳ぶのに結構苦労してました。またアクセルの練習もしてましたが、練習を見た限りでは本番で3Aを跳ぶのか2Aにするのかわかりませんでした。タイミングを取るように2Aも跳ぶし、3Aにも挑戦してました。6分練習終了間際に両足着氷ですが3Aを着氷した時には会場からも大きな歓声があり、これは本番も3A来るなと期待を膨らませました。

浅田真央は後半2人目。まずは冒頭のアクセルジャンプ。やや力みがあったでしょうか、3Aを狙っていたと思いますが、残念ながらパンク。1Aになってしまいました。その後は練習で苦労していたコンビネーションもキッチリ決めて持ち直します。真央ちゃんのシェヘラザードも素晴らしい。指先から足先まで神経の行き届いた美しさは、さすが浅田真央。演技を見ながら少し涙ぐんでしまいました。

演技終了後にリンクに投げ込まれる花束の数が尋常ではない数です。あまりの花束の多さに、花束スケーターに混じって真央ちゃん本人も花束を拾ってました。次の演技者のコルピは足の踏み場もないような様子で少しかわいそうになるくらいです。やはりみんなに愛される浅田真央です。
58.42点。この時点で真央ちゃんがトップ。しかし9番滑走のレオノワは3T3Tを決めてこの日初の60点台の61.76点でトップに立ちました。今季GPシリーズを見ているとどうもPCSが昨シーズンより辛めに出ている気がして、60点台のSPは今季かなりの高得点と言えます。

そして最後は鈴木明子。人生初という3T3Tを決めてからは本当に勢いに乗った演技になりました。あっこちゃんは本当に音楽を味方に付け、観客を乗せるのが上手です。ハンガリアンラプソディの軽快な音楽にエネルギッシュなあっこちゃんの踊りが合わさると、もう会場全体から手拍子が鳴りやみません。2分50秒、手拍子なりっぱなしの中演技が終わると、この日初めてのスタンディングオベーション。66.55点で堂々のダントツトップです。

ただ、私の正直な印象ではここまでダントツの点数が出るとは思いませんでした。順位はともかくレオノワとは僅差になるのではないか、というのが正直な印象です。それだけレオノワの演技も私にはよく見えましたが、やはりあのあっこちゃんの時の手拍子とスタオベの力で高得点になった、そんな印象です。

これで人生初フィギュア観戦1日目が終了しました。(続く)

posted by たじ |12:50 | コメント(0) |

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