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2006年04月23日

噛み合えば

柏戦、ポイントはどこにあったのだろうか。この試合も全体としてはコンサドーレペースで試合を進め、実際シュート数は16-7と圧倒している。開幕から10試合、シュート数が相手チームより少なかった試合は開幕の鳥栖戦だけだ。少なくとも、今のコンサドーレは、相手がどこであれ防戦一方に押し込まれることはほとんどない。これは自信をもって良いと思う。しかし、勝敗は別だ。きちんと決めるべきところで決めておかなければ、どんなに試合全体を有利に進めていても勝つことは出来ない。内容に結果がついてこないのは歯がゆいばかりだ。

この柏戦、直接の敗因、決勝点を奪われたのは曽田のミスによるものである。しかし、あのプレーが生まれた背景としては、フッキがレッドで退場となり、一人少ない状況となってからも、あくまでも点を取り勝ちに行く、という姿勢にあったのではないか。フッキが退場となったあと、守備的になるのかと思いきや、あくまで攻めの姿勢を崩さなかった。そして曽田も引き分け狙いでセフティファースト、クリアを選択をせず、あくまでマイボールにしようとしたのが結果として失点に繋がったのではないかと思う。引き分けを良しとせず、人数が少なくなっても勝ちに行く、というのは必ずしも間違いではない。今回結果は伴わなかったが、それによって勝つ場合もあるだろう。しかし、なんとなく、スッキリしない思いがある。

先日の徳島戦のことだ。疲労が見え、ミスが多い試合だったにもかかわらず、交代枠を2人も残したまま0-0で引き分けた。当然、「フレッシュな選手を入れて勝負に行くべき」という意見も多かった。しかし、柳下監督は選手交代をしなかった。それは、交代することによって試合のバランスが崩れ、失点するリスクが高いと考えたからではないかと私は思う。つまり、試合後の監督の言葉とはうらはらに「引き分けやむなし」という采配ではなかったのか。

勝敗という点ではなにかチグハグになっている感じが否めない。徳島戦は勝負に行かず引き分け、柏戦は勝負に行って逆転負けをした。そう感じる。しかし、逆に言えば、そのチグハグさが噛み合えば、一気に上昇できる可能性はあるし、それだけの力は付けてきている、そう感じた試合でもあった。

posted by たじ |09:04 | コンサドーレ | コメント(2) |

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柏戦 テレビ観戦雑感 【半月社中】

まず函館で応援の皆さんご苦労様。特に,ホームよりも薄着に見えたアウェイのうかつな皆様(^^

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この記事に対するコメント一覧
Re:噛み合えば

昨日はらしくない内容でしたが、今日はたじさんらしさが戻りましたね。
曽田のミスについては、マイボールにしようとしたとしても「またやっちゃった」感がぬぐえません。
しなみにそれまで曽田はそれほど悪くはなかったんですけどね。

posted by まじっく | 2006-04-23 21:00

Re:噛み合えば

>まじっくさん
DFはミスが直接失点につながるのでどうしても目立ちますからね。確かに「やっちやった」なプレーでした。

posted by たじ| 2006-04-24 12:00

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