たじの○○な話

2010年09月28日

禁煙法

１０月１日から煙草が大幅値上げになります。この値上げの値上げ額等賛否いろいろあるかと思いますが、これをきっかけに禁煙するという人も多いのではないでしょうか。

私は喫煙者です。以前は一日３０本～４０本程度煙草を吸っていたんですが、２年半ほど前から煙草を減らして現在は１年間に１本吸うかどうかなので、事実上は禁煙しているといってもいいと思います。
禁煙というのはできる人にはできる、できない人にとってはとても難しいもので、世の中には数多くの禁煙グッズや禁煙書などがあります。いろんな人がいろんな方法で禁煙をしてきて、成功例もあれば失敗例もあります。その人に合う禁煙方法ってのがあると思いますので、「こうすれば禁煙できる」という決定版はないと思いますが、私の場合の禁煙方法をここでご紹介します。多少なりとも「禁煙」をしたいと思っている人の参考になればと思います。


私の禁煙法。それは全くリスクが無い方法です。誰でも思ったその時から始められます。だからもしうまくいかなくても、単に今まで通りというだけなので何の心配もありません。その禁煙方法を一言で言うと・・・

５分間禁煙法

煙草を吸いたいと思って煙草に手が伸びた時に、５分間だけその煙草を吸うのを我慢する。これだけです。５分たったら吸ってもいいです。あくまでも煙草を我慢するのは５分だけ。どんなヘビースモーカーでも「５分だけ煙草を吸うのを我慢して」と言われて我慢できない人はいないでしょう。５分間禁煙なんて簡単です。でも、意外なことに５分我慢してから吸うつもりが、５分後には煙草を吸いたいという気持を忘れていることが多いんです。というか、煙草を吸いたいという気持が５分以上連続して続くことはほとんどないということだと思います。基本的にこの繰り返しをしていくと一日に吸う煙草の本数が激減します。

ヘビースモーカーなら皆同じように感じていると思うんですが、確かに食後の一服とか、仕事の休憩の一服は吸っておいしいと感じるんですが、一日４０本吸う人でも「おいしい」と感じて吸う煙草は１０本以下でしょう。残りの３０本は単に「癖で吸ってしまう」だけで、別においしいとも思ってないで吸っているんです。この５分間禁煙法は、この「癖で吸ってしまう」部分を我慢して「おいしい」と感じる部分は我慢しなくてもいい。そうすると数日で吸う本数を１／２～１／４くらいには減らせるでしょう。
私はこの５分間禁煙法を試したら、翌日には１日８本くらいまで一気に減りました。急激に減らせたのがうれしくて私はすっかり「煙草の本数を減らすこと」が楽しくなりました。その日によって「今日は午前中は吸わない」とか「仕事中は吸わない」とか小さな目標を作って少しずつクリアして、２週間くらいで１日１本も吸わないこともできるようになりました。それ以降は１日１本が２日に１本、１週間に１本、１ヵ月に１本という具合に進み現在に至ります。

今では１年に１本吸うかどうかなのですが、ではなぜその「１本吸うかどうか」を完全に止めないのでしょうか。完全に止めてしまえばいいのに、と。でも、いってみればこれがこの禁煙法の最大の特徴なんです。完全には禁煙していない状態なので、対外的には「禁煙している」とは言わないんです。聞かれたら「減らしている」とか「あんまり吸わなくなった」と言って、「禁煙した」とか「止めた」とは言わないことがポイントです。一本も吸ってはいけないと思うと、我慢することが苦痛になります。禁煙に挑戦して失敗した経験のある人ならわかると思いますが、禁煙ってダイエットと同じようにリバウンドするんです。「禁煙」を宣言していたのにうっかり誘惑にまけて１本吸ってしまったら、その瞬間に禁煙失敗したことになります。あとはもとのヘビースモーカーに逆戻りです。
でも、「禁煙した」と言わなければ１本や２本吸っても別に失敗でも何でもありません。むしろ「今までは１週間しか続かなかったけど今回は１ヵ月続いた」みたいに肯定的に受け止めることもできます。そして引き続き５分間禁煙法を続ければいいんです。私はこのリバウンドを防ぐために、一応対外的に「完全に煙草を止めた」と言わないようにしています。
まぁ、禁煙は３日３ヵ月３年といいますから、もう少しで３年になるのでもうリバウンドの心配もなくなるかなという気はしてますけども。

この禁煙方法の最大の利点はリスクがないところです。気持の持ち方だけなので、何のお金もかかりません。また、禁煙したけど口さびしくて飴をなめたりガムを噛んだりすると、糖分の取りすぎとか肥満とか別の健康不安が発生します。この方法はそういう心配もありません。ダメ元で誰でも今すぐトライできるし、何度でもリトライできます。そして多少でも本数を減らすことができれば、一応その挑戦は無意味ではないと言えますよね。

私がこの５分間禁煙法をしようと思ったのは、知人から「煙草を減らしている」という話を聞いたことがきっかけでした。「禁煙した」という話は幾ら聞いても「どうせ自分には無理だろうな」としか思わなかったんですが、「１週間で１箱くらい」と聞けば自分にもできそうに思いました。世の中の禁煙の流れはもう止めようがないし、完全に禁煙しないまでも、煙草を吸いたいという感情をもう少しコントロールする必要性は感じていたので、軽い気持で本数を減らすことに挑戦したんです。禁煙にためらいのある人も、禁煙をそんなに難しく考えないで、減煙の先に禁煙があると思って気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。

posted by たじ ｜15:28 | コメント(4) |

コメントする

名前:

メールアドレス:

URL:

コメントタイトル:

コメント: