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2008年12月26日

レンタル料

ここ数日いろいろブログを見ていると、今回林をレンタル延長にしたのはなぜかという疑問、もっと言えば不満の意見が多いように感じた。林が仙台に残りたいというのなら完全移籍で移籍金を受け取るべきだと。確かにそう思うが、この話の中で不明なのは「レンタル料」が幾らなのかということだ。

レンタル料というのは結構ブラックボックス的で外側からはまるで見えないものである。高額なこともあれば無料なこともあるようだ。これは取引上何でもそうだが、要は立場の強い弱いによって決まることなのだろう。「戦力としてぜひ貸して下さい」と借りる側の意向が強ければ当然貸す側は強気でレンタル料を要求できる。しかし「若手に経験積ませたいので使って下さい」と貸す側の意向が強ければレンタル料が発生しないケースもあり得る。さて、林の場合はどちらなのかというと、どう考えても仙台側が「GKに困っているのでぜひ貸して下さい」ってパターンだ。よってHFCは相応のレンタル料を受け取っているのではないかと考えられる。

仙台もJ1に昇格したら予算を上積みして林の完全移籍を予定していたのではないかと思うが、残念ながらJ2残留。林は残したいが予算が無い。この状態では移籍金をディスカウントしなければ林を完全移籍させられない。ならばレンタル継続でレンタル料をもらった方が良いというのがHFCの判断ではないかと思う。来期以降林が仙台に完全移籍するとすれば、まぁ一種の分割払いのようなものだ。あるいは今後満額で買い取ってくれるクラブが他に出現するかもしれない。

しかし、もし仙台が移籍金を払えないというならば、林がたとえ仙台に残りたいと言ったとしても強制的に札幌に引き戻す、という考え方は当然ある。そうしないのは手ぬるいという批判も間違いだとは思わない。ただ、そこで比較検討すべきは荒谷と林の比較だ。選手としての能力、年俸、モチベーション等総合的に判断して林を戻すよりはレンタル料もらいながら荒谷を完全で獲得した方がチームにとって良いと判断したということなのだと思う。そう考えると、今回の林のレンタル延長はベストではないにしてもそこそこベターな判断なのではないかと私は思っている。ただ、それはあくまで相応のレンタル料を受け取っていることが前提で、もしレンタル料が無いのならあまりにもばかげた話だとは思う。

posted by たじ |11:00 | コンサドーレ | コメント(2) |

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しつこいけど・・・。 【フラッ太のユルネバ日記】

 もともとはたじさんのブログにコメントしようと思って書き始めたことなんだけど、  長くなっちゃったなので改めて思うところを整理するのを兼ねて改めて・・・ということで。  蒸し返すようでアレなんだけど、林のレンタル継続の件。  2年もレンタルで契約していたのなら完全で獲るかレンタル元に戻すのが普通で、3年目もレンタルというのはちょっと考えられない。仙台だって林は主力として考えていただろうから完全で獲ろうとしていたはず。ましてや、林が仙台でのプレーを望んでいたのだから。が、仙台は昇格に失敗。まずは戦力流出を防

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この記事に対するコメント一覧
Re:レンタル料

HFCの思惑では普通に想像しても完全で仙台が取ってくれると
思っていたのがそうもいかなかった
レンタルはしかたないでしょう
それにしてもいくらなんでしょうね
さすがにライバルチームですし、去年と違い
ブーイングはします(暖かい)

posted by SB| 2008-12-26 21:40

Re:レンタル料

>SBさん
林は札幌と仙台を秤にかけて仙台を選んだのですから、きっとブーイングもしがいがあるのではないでしょうか(笑)

posted by たじ| 2008-12-27 07:52

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