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2006年02月26日

メダル至上主義?五輪至上主義?

いよいよ週末はJリーグ開幕だ。オリンピックから頭のモードを切り替えねば。というわけで、一応このエントリーがトリノオリンピック関連最後にしたい。

メダル至上主義、という言葉がある。かつて千葉すずは「日本人はメダルキ○ガイ」と言ったとか言わないとかで問題になった。私は現状の日本に関しては意外と「メダル至上主義」ではないような気がしている。

(1)メダルを取ることは価値がある
(2)メダルを取らないと価値がない

(2)はメダル至上主義と言えるが(1)は別にメダル至上主義ではない。岡崎朋美は500mのレースのあと「意外と日本で評価してもらえているようでので嬉しい」という主旨の話をしたらしい。メダルを取れずにがっかりされているのかと思ったが、「岡崎よく頑張った」の声が多かったのが嬉しかったということだ。メダルを取れなかったからといって、実際には批判の声は多くない。それよりも、私が感じるのは五輪至上主義ではないかということ。

(1)五輪で活躍することは価値がある
(2)五輪以外で活躍しても価値がない

荒川静香が2004世界選手権で優勝したあと、彼女を追い込んだのは日本人の(2)の意識ではなかったか。最高のパフォーマンスを見せて世界一になったのに世論は「トリノで金を」だった。引退したくても出来なくなり、苦悩の日々を送ることとなった。結果的にトリノで金を取れたから良かったが、それは結果論だ。

実際、自分もオリンピックでしか見ない競技はたくさんあるし、五輪至上主義の部分も否定できない。ただ、「オリンピックが全てではない」「オリンピックでしか評価しないのはフェアではない」と自戒したい。


posted by たじ |10:15 | スポーツ | コメント(0) |

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