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2012年12月29日

責任の分担を明確にしないと…

久々に本屋でサッカー関係の雑誌をちらほら探してました。
国内系(サッカーマガジンなど)は年末となると代表の総括ネタが多いです。
海外系の雑誌(ダイジェスト、フットボリスタなど)はシーズン中ですから前半戦の振り返りなど。

またサッカーマガジンに限っては、ゴンさん特集の臨時増刊号が出ております。
全ページカラー刷りで、名波さんとカズさんのコメントなどが載っておりますので興味の有る方などは是非一度読むと面白いかなと。サッカーマガジンがこうやって増刊号で1人の人物を取り上げるのは、中々無い訳でそれだけ偉大な選手であったと感じます。

ストーブリーグはコンサに限っては厳しい状況が続いておりますね。
まだ選手契約が確定した訳ではないので、その部分のコメントは避けて…

年明け前に一言言いたい事があるので、本題にはいります。

【経営、運営の責任分担を明確にして欲しい】

すでにオフィシャルでも発表がありましたが、野々村さんが社長への就任予定の話。
火中の栗を拾う訳ですから、その決断は本当にありがたいものです。
(個人的には誰も引き受けないだろうというネガティブな見方だったもので…)

でコンサの社長となると会社経営の全責任を負うのと同時に運営責任も負います。
ここで問題とするのは会社経営の責任と運営責任を1人の人間に負わせる事です。

会社経営が黒字であって、J1降格。
赤字であって、J1昇格。

このような相反する結果になった際、責任が曖昧になります。
しかも、今のコンサの場合は編成権が実質三上強化部長にあるようで、一部門の職員がトップの編成権を預かる立場にあるというのは組織として如何なものでしょうか?それなら三上さんがGM兼強化部長としてやれば問題は解決するものですが、そうしないのはGMにした場合の責任問題を回避する為なのかな?と探りを入れたくなります。

来季は野々村社長でも構いませんが、2年以上社長を勤めるならGMを置いた形での責任分担と業務上の分担も行うのが長期的に見ても理にかなうものだと思います。人件費云云というなら社長とGMで役員報酬を折半する形でもいいでしょう。

村野さんの後任人事を決定したなかったのは予算の問題かと勝手に想像したりしますが、
それ以来責任問題でぐだぐだしているのは別問題です。
最初から責任分担を明確にルール化していれば起こらない問題でもありますから、ここら辺さっさと決めた方がいいんじゃないかなと思うのです。

以上

posted by homare |21:29 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年12月19日

GON44を目指すよりも…

【道スポ】古辺コーチ「若手は今が勝負」 第2のゴン育成へ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/427863.html

うーん、GON44を目指すのですか?
ちょっと個人的に疑問な部分とゴン中山さんへの想いも含めて書きますね。

【ゴンさんへ】
ホントお疲れさまでした。
よくメディアでは「記憶に残る」という表現が多いですが、あなたは確実に記録に残る仕事をした職人さんに見えました。
・Jリーグ通算得点:157得点
・Jリーグシーズン最多得点;36得点
・4試合連続のハットトリック
等々

確実に記録に残っている訳で、最多得点の更新なんかさらに難しくなることも考えればやはりゴンさんはすごかったと改めて思います。個人的にはオフザボールの動きなんかの考え方もゴンさんから学ばせて頂きましたし、特に30歳越えてからの競技姿勢はどの選手にとっても見本となるものです。

また復活を目指すようなことも言っていますし、もちろん復帰を心から望みます。

【古邊さんのコメントについて】
ゴンさんの実際のパフォーマンスをデータで見ると2002年までがピークでそれ以降はグローペイン系の怪我とかで出場試合や得点数も確実に減っています。そう見れば、2003年以降の9年間はトップでスタメンというのはやはり疑問符が付かざる終えません。

そこで同じ磐田で活躍した選手で服部年宏選手を見てみると、これはすごいことになります。
今季38歳でJ2岐阜にてフル出場。磐田を離れて以降もシーズン20試合以上はコンスタントに出場していますし、クオリティもやはり元代表といえども中々。どちらかといえば、現役スタメンで長くやっている選手をクローズアップするのが客観的に見て適当じゃないかなと。

もちろんゴンさんがコンサ所属だったからということからひとつの目標として分かりやすいという点もあるかと思いますが、ここは盲目にならずに広く見てみることが重要だと思います。

posted by homare |20:36 | コメント(0) | トラックバック(1)

2012年12月15日

財前新監督会見コメントから来季の中身を分析してみる

いやぁ~監督がようやく決まりましたね。
これで取りあえずは年越しだけは可能だなとひとりつぶやいたり…

JsGoalさんに財前恵一新監督就任会見のコメントが来季どーいった形のサッカーを目指しているのか大雑把に分析してみたいと思います。
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00148026.html

※社長コメントは今回の分析上関係ないので取り上げません。

<三上強化部長コメント>
監督選任のポイントを4つ上げていました。
・1つ目はサッカーの志向として、攻守両面でサッカーを考えていただける指導者
・2つ目はボールを握る、つまりポゼッションのところなのですが、そこを理論的に指導していただける方
・3つ目はマインドとして、選手、チームのいいところを見てくれるマインドを持った指導者
・4つ目はクラブがずっと掲げている育成というものに情熱的により組んでいただける方

<財前恵一監督コメント>
・どういったサッカーをやっていきたいと考えているか?
「攻守一体といいますか、攻撃も守備も全員が関わりながら戦うサッカーを目指したいと思っています」
・外部から見てきて、いまの札幌の長所、短所についてはどう見ていたか?
「とてもアグレッシブと言いますか、積極的なチームという印象だったのですが、やはり相手のあることですから、攻撃も守備も、もっとバランスよくできれば、もっといいところにいけるのかな、とは思っています」
・「攻守のバランス」とさきほどお話されていたが、そのなかで重要なポジションはどこになると考えているか?
「どのポジションというよりも、全員攻撃、全員守備というなかで、攻めているときも全員が守備のことを考えるだとか、そういったことを全員に要求していきたいと思っています」


チェックポイント1:三上さんの上げた2つ目のポイント
ここまでポゼッションに拘るのはチームとして危険をはらんでいるのでは?

コンサがここまで下部組織に依存するようなチームである以上、選手個人の能力を徹底して引き出すどちらかといえば個人戦術を生かすチームに転換する事の方がいいのでは?と思っています。特にインテリジェンスを伸ばす為の育成をメインにしてくれると嬉しいですね。

今季に限らず選手個人の能力不足を感じる事が多いのはやはり何とかしないといけない訳で、それを解消するには戦術に選手をはめるより、選手を生かす為に戦術を合わせる柔軟性をチームコンセプトとして持ったほうがチームが生きてくると思うのです。

チェックポイント2:三上さん、財前さんが一致している攻守両面、バランス
サポの方で結構、攻撃的な~という考えをお持ちの方が多いのですが、サッカーは攻守の切替が非常に多いスポーツ。攻守両方を求めバランスを考えた配置、戦術を取るのは常道。
変に守備的、攻撃的なチームはやはり長いシーズンのリーグ戦を勝つのは中々難しい訳で、攻守優れたチームが優勝チームとなることが圧倒的に多い訳です。そこんとこフロントと監督で文言一致しているのはある意味当然と言えばそうなのですが、ひとつ安心しました。

新人監督となる訳で監督本人の不安もあるでしょうが、一サポとして来季に関しても一貫して厳しく見ていきたいなと…そうすることがチームの成長を促すと信じています。

posted by homare |23:36 | コメント(0) | トラックバック(1)

2012年12月02日

NHKラジオ第一「コンサドーレ札幌 ラジオ特番 巻き返せ!コンサドーレ」をざっと要約

NHKラジオ第一「コンサドーレ札幌 ラジオ特番 巻き返せ!コンサドーレ」を拝聴しました。気になったワードをざっとメモ出ししてみます。
【まずは概要】
アナウンサー:男性(佐々生さん?)と女性の方の2名
ゲスト:山本昌邦さんと斉藤宏則(エルゴラッソの札幌担当ライター)さん

進行方法としてはリスナーからのメッセージにゲストが答えて行くような形でした。
男性アナが終始たどたどしいのと女子アナのサッカー無知な感じもあり、インタビュアーとゲストの関係はぎこちない印象です。

そんな中、山本さんはさすが解説歴も長いこととメディア慣れしていることから後半は主導権を握り、経験則からの結構厳しめのコメントを頂きました。一方の斉藤さんは札幌の番記者みたいなものなので、現地取材を織り交ぜながらこれぞ番記者という印象の的確なコメントをして頂きました。

結論から先に申し上げれば、正味100分間で非常に中身の濃い番組内容だったと思います。

気になったコメント内容について書いていきます。
【山本さん】
・怪我人が多い事について→監督として難しい問題ではある。コンディショニングとレベルアップの為の練習の強度のさじ加減は難しい。コーチやメディカルスタッフと連携しつつ、練習を考えるが、難しい問題だ。(ホントに難しいようで言葉として結構濁した表現だったと思います。)
・守備の崩壊について→経験のあるCBがいなかった事が大きい。
・来季以降の目標について→優勝を目指す事が重要。J1プレーオフを狙うようではそもそもJ1昇格などできるわけがない。(これは矢萩社長のインタビューで最低来季プレーオフでもという発言に対するコメント)
・練習試合のマッチメイクについて→例えば東京への遠征試合の時に、サブメンバーの6名+残り5名ぐらいを帯同させて、リーグ試合後の次の日などにこの11名だけでも東京の大学サッカー部とマッチメイクすることぐらいは可能。足りないなら都内の大学から借りるぐらいの努力はしないと。
・来季に期待する選手は?→最終節を拝見した限りでは河合選手のようなリーダーシップを見せる選手は必要。また河合に限らず、チーム内でグループみたいなものはあるはずでそのグループリーダーの中から選ぶのもいいかもしれない。
・ユース昇格に対して→昇格させる基準が低いとトップチームの練習レベルが下がり、結果トップチームのレベルが下がるからそこは気をつけないといけない。


【斉藤さん】
・石崎さんへの評価について→若手中心のJ1昇格は実績として評価。ヤンツー時代の攻撃、三浦さん時代の守備からの総決算として石崎さんに託されたが、練習内容から比較して結果が伴っていない事は残念。
・怪我人が多い事について→一概には言えないけど石崎さんの練習強度は強いのかも… グローイン ペインに近い症状の怪我人もいることからその傾向は有った可能性はある。
・チームのスタイルについて→今季のG大阪の成績を考えると、得点すれば言い訳ではない。だからといって守備を疎かにしてもいけないことが残留条件。つまり攻守のバランスを取る事が重要になると思う。
・来季期待する選手は→前選手。前半では物足りない感じもあったが、後半出るようになってからプレー内容は安定している。メンタル的なブレも少ない。
・クラブスポンサーを増やすには?→クラブのステータスを上げる事が重要では?欧州ではステータスがチームには自然とスポンサードしてくれるところがある。

※順不同で記憶がある部分を分類してメモ書きしました。

山本さんはチーム関係者じゃないですからね…正直ここまで100分近く結構熱く語って頂き感謝しております。斉藤さんはエルゴラッソという関東メインのサッカー専門週刊新聞でコンサを担当している方です(確か道内で拝見するにはフジサンケイの電子版で登録する必要があるはずです)。道新以外の番記者で名前を出してここまでコメントを頂ける事は珍しいと思います。

あと気になった事として…
・核となる攻撃選手が必要。数値的にはFWなりMFで年間数十得点可能、若しくは過去それがあった選手。それが最低でも1人、可能なら2人。今季ならその役目は前俊であったが怪我でそれが狂ったことは大きいはず。(山本さんコメ)
→今季のJ1各チームの総得点を見て残留することを視野とするなら最低30点後半。J1定着というか中位を考えるならコンスタントに40点を目標として攻撃設計を行うことが妥当なのかもしれませんね。

ということで、ざっと書き出しています。
不足等ありましたらコメントお願いします。

posted by homare |17:16 | コメント(8) | トラックバック(1)