2014年06月09日
「サッカーは楽しい」を取り戻す
真っ先に砂さまが「サッカー楽しむ」というキーワードをブログで出してくれたので、 着地点はここで間違いないんだなと思えた。 水戸に4-0で勝利するまで、何度か思ったこと。 「選手はサッカーを楽しんでいるだろうか。」 「頭固く、言われたことだけやっているんじゃないだろうか。」 それは水戸戦で勝利をしても、解決したとは思えずにいた疑問だった。 讃岐戦で現役生活が終わりだと言われたらどうだろう。 みんな激しく後悔すると思う。毎試合、それくらいの気持ちで挑めているだろうか。 次があると、問題を先延ばしにしてはいないか。 今年が駄目なら来年があると思っていないか。 プロの選手に保障された来年なんてない。それは選手自身が一番よくわかっているはず。 戦犯探しとか、監督解任論とか、毎度毎度ワンパターンで飽きてくる。 それよりも大切なことがあるはずなのに、いつまでチームを救うヒーローを待っているのか。 選手がサッカーを楽しめていないのなら、いくら練習しても結果はついてこない。 本当の本当に根っこにそれがあってこそ、勝利が本当に嬉しいものになる。 苦しい時こそ続ける。誰かのせいにして文句を言うのは簡単だ。 小野伸二が中心となるチームになったとして、成績が上がり昇格が決まったとしたら 私は嬉しいだろうか。いや、嬉しいだろうし喜ぶことはできると思う。 でも、なんか足りなくないか。なんか違うような違和感を感じないだろうか。 やっぱりみんなで勝てるようにならなければ、心から喜べないんじゃないかなぁ。 この時期の助っ人とこの成績を考えた時、岡山さんを思い出した。 胸を張って昇格できるとは言えなかったあの時期に、それでものぶりんは昇格を信じていたし 岡山さんは昇格すると言い切った(試合を見てあとから後悔したみたいだけど)。 みんなでひとつになればやれると言った。で、なぜだかやれるような希望がわいた。 あの頃に今は似ている。似ているのだ、と強引に繋げる。 レギュラー選手として活躍できるという点では岡山さんと違うのだけど、笑 みんながもう一度希望を持つのに最後の砦とも言える存在がやってきた。 小野伸二とともに改めてサッカーの楽しさを取り戻して、チームひとつに闘いたい。 ののが小野伸二を"獲得したこと"を褒める人は多いだろうけど、 小野伸二を"選んだこと"を褒める人はあまりいないんじゃないだろうか。 どちらかというと私は、"選んだこと"がすごいと思っている。 それはJ2からオファーをしても来る可能性は低いであろうということもそうだけど、 今のコンサドーレにとってどういう選手が必要かという問いかけの答えを優先したから。 契約金が高そうとか他のチームもオファーを出すだろうとかそういうのをひっくるめつつも うちに必要だし彼にとっても良いはずだと判断できた潔さ。諦めなかった大胆っぷり。 例えば契約が切れる時期ではなかったとしても、 ののの選択肢に小野伸二は入ったんだろうなとか思うわけで。 躊躇して諦めるんだったら、自分の考えを貫いてチャレンジしたほうが後悔が無い。 ののを見ているとそんな言葉が思い浮かぶ。ひとまず今日の大役、お疲れさまでした!
posted by ひとみ |23:59 | 選手戯言 | コメント(2) | トラックバック(0)