2013年08月23日
カズゥという男
愛媛戦で、三上くんが滑ったり外したりしている姿を見た宮澤が怒っていた。 あれ?ヒロキくんは優しいから怒らないんじゃなかったっけ?(←寛くん談) 「宮澤が怒ってるっ、怒ってるよっ」と喜ぶわが家(←なぜ?)。 ボランチの位置では地味ながらもあっちへこっちへ走り回っている宮澤。 地味すぎて良くても目立たず、例によって悪い時は目立つ。 攻撃よりも守備に重きを置いているのか、前方を目指す機会が少なく感じた。 けれど、この感覚を前目のポジションの時にも持っていたら恐ろしく成長しそうだな。 前目の時には気持ちを攻撃に切り替えられるものね、宮澤って。 あっちへこっちへと言えば、カズゥの活躍も素晴らしかった。 いやカズゥに至っては良くない日というのがあまり無いというか、 調子の善し悪しはあるのだろうけどそれはそれとしてプレーできているというか。 これってもはやベテランの域だ。毎試合の調子の波が小さいというやつ。 シュートがなかなか入らなくても、毎試合まずは打ってみるという姿勢が良い。 目の前が開けばミドル。愛媛戦での2本(だったかな)はちゃんと枠へ飛んでいた。 守備面でも読みが良いというのか、ここ!というところへ来てはボールを奪い、 相手にしつこく行き、ミスした選手のカバーに入るのも早い。ふぬーっ。素晴らしいっ。 以前、もっとワンマンなプレーをしていた頃のカズゥにも こんな風に成長できる要素はたくさんあったんだろうな。あまり評価されていなかったけれど。 シーズンのはじめの頃にカズゥの復帰をよく思っていなかったサポーターも、 今はすっかりカズゥに魅了されていることと思う。 おまけにJ1からオファーがあった中で残留宣言をしたとかで。へぇー。 カズゥもJ1でプレーしたい気持ちはあるだろうけど、 それ以上にやりがいを重視しているのではないかなと、F東へ行った時から感じていた。 単にカテゴリにこだわる選手ではないのよもはや。 個人的に怖いのはJ1からのオファーよりも、FC琉球からのオファーだと思っている。 そういう選手じゃないかしらね、カズゥって。 愛媛戦では攻撃の選手に注目が集まりそうだけど、 私は結局こうして守備な選手ばかり観ていたのであった...。 中でも個人的に一番のステキングと感じたのは松本くんだったなー。素晴らしかった。 上がったり戻ったりの運動量やクロスももちろん素敵なのだけど、 相手に強く来られても落ち着いてボールをさばいたりする堅実な守備がとっても良い。 そんな中でちょろっとオサレなプレーを絡めちゃえるあたりに非凡なセンスを感じた。 個人的にはDF陣には攻撃面よりも守備面を重視してもらいたいと思っている。 松本くんはそんな守備が面白いものだと教えてくれる選手だなとしみじみ思う。
posted by ひとみ |23:58 | 選手戯言 | コメント(3) | トラックバック(0)