2012年10月02日
SAPPOROといふもの
私は札幌生まれでも札幌育ちでもないので ここが故郷かと聞かれれば違うと答える。 なので札幌で生まれた人や育った人、長く住んでいる人とは "札幌"に対する思いは違っているだろうなと思う。 札幌市が大好き、と言っている人と同じラインには立てていないと思っている。 じゃあコンサドーレの試合で「We are SAPPORO!」と叫ぶ時、 「SAPPORO CITY IS No.1」と掲げた時、 違和感を感じるかというとそういうことはまったくない。 私にとっては札幌=コンサドーレになっているので、 ここが地元かどうかという話は関係ない。 私の中ではずっと前から、それこそ日ハムが来るより前から、 名前に札幌とついたところでコンサドーレは北海道のチームという認識。 コンサドーレは札幌のチームなのか北海道のチームなのか。 これが意外と、札幌市外にいる人にとっては応援するか否かを大きく左右すると感じる。 こういう話になるとよく「名前をコンサドーレ北海道にすれば」という意見が出るけれど まぁその話は流すとして、それだけ人は自分の地元を大切にするということでもある。 特に北海道の人は部外者を嫌がる傾向にあるようなので、その向きは強いのかもしれない。 札幌市で生まれ育った人が札幌を大切に思う気持ちと同じで。 札幌から離れたところに住んでいればいるほど、地元意識は薄れていく。 選手が自分たちの街を訪れてくれても「地元の選手が会いに来た」ではなく 「札幌の選手が札幌から来てくれた」という気持ちになる。 じゃあどうするの。 というところはこの先もずっとついてまわる課題だと思う。 何かひとつでいきなり変わるものでもないし、細々と続けていくことで変わることもある。 JAさんとの共同企画もそのひとつ。続けていくことで各地で変化が起こるかもしれない。 すぐに答えは出なくても、最終的にクラブとしてどうありたいかが明確であれば 色々なことにチャレンジして試していっていいんじゃないだろうか。失敗もあっていい。 この広大な北海道は他のクラブを比較対象にできない。 だから他でやっていない前例がないことにも恐れず手を入れてほしいし、 他クラブで上手くいかなかったことをやってみるという逆転の発想もいい。 具体的に何と言われると難しいのだけど、 それはクラブ任せではなく私たちも考えていくものというのは確か。 (と、結局抽象的なまま締めてしまう)
posted by ひとみ |22:54 | コンサ徒然 | コメント(3) | トラックバック(0)