2010年03月18日
脱「ごはん100g」の営業
ある寒い冬の日に、近所のスープカレー屋さんへ行った。 メニューはよくある辛さの度合いと合わせて、ごはんの量を選べるようになっている。 でもそのごはんの量は、大・中・小としか書かれていなくて、 それぞれどれくらいの量なのか見当がつかない。 "中"が普通?でもスープカレーのごはんの"普通"ってどれくらい?と思い、 「ごはんの"中"はどれくらいの量ですか」と聞くと、 スタッフの方はポケットから取り出したメモを見て、「はい、100gくらいです」と答えた。 え...「ごはん100g」って...どれくらい? ごはんをグラムで計ったことがないので、よくわからない。 「ごはんの100gってどれくらいですか」と聞くと、 スタッフの方は「えっと...」と言い厨房の奥へ消えていった。 料理人さんに聞いたのか、戻ってきて「お茶碗1杯くらいだそうです」と言う。 そう。はじめからそう言ってくれれば良かったんだ。 そう教育されているのか、ごはんをグラムで計ってよそっているのか知らないけれど、 ちょっとお客さんの立場に立ってみれば、最初の答えにはならないはずだった。 今季は開幕に向けて、いつもより多くの(確か5回)新聞広告が入っていた。 力が入っているのはわかるのだけど、毎回気になってしまう点がある。 ・記事の文字が小さい →最低でも新聞の文字サイズであるべきかと ・チケット購入方法がわかりづらい →要するにどこで買えるの、って思ってしまう ・色々入れすぎ →イベントがたくさんなのはわかるけれど、ひとつひとつが弱くなっちゃう コンサドーレが好きな私たちは、読みにくかろうが字が小さかろうが、頑張って読む。 でも、コンサドーレに興味が無い人たちは、頑張って読んでくれるだろうか。 お客さん目線ではなく、クラブ主体の、「ごはん100g」の広告になってはいないか。 あるものを批判するのは簡単だ。なので、良いところも挙げる。 内容はとても素晴らしい。 監督・選手の生の声や、今までのコンサドーレの知られていない話や、 新加入選手のこと、チームの情熱、カラーの時は間違いなく目立つ赤と黒の配色。 それだけに、もっと効果的なものであるべきと思う。たくさんの人に読んでほしいし。 チケットはいつから、いくらで、どこで、営業時間は、定休日は。 シャトルバスが出るならどこから、何時間前に、何分おきに、いくらか。 「詳しくはお問い合わせを」とあったところで、 どれほどの人がわざわざ問い合わせをしてくれるのか。 問い合わせてくれる人のやる気は、すでに本物。ここまでやるなら、来てくれる。 そうではない人は、調べるのも面倒でやめてしまうと思う。 大泉洋ちゃんがスープカレーを食べに行った時に 「トッピングのメニューがあるけれど、 そもそも自分が注文したものの中に何が入っているか書かれていないので、 トッピングしようがない」と言っていたのを思い出した。 これも「ごはん100g」の原理だな。店側はわかっていることだものね。 あれ...?なんだかスープカレー屋さんの悪口になってきた...。スープカレーは好きなんだけど。 ここで文句を書いてばかりもナンなので、クラブにメールをしようかな。 返事は無いけれど、メールはちゃんと読んでくれている気がするので。
posted by ひとみ |22:00 | コンサ徒然 | コメント(4) | トラックバック(1)