2016年05月23日
信貴山縁起絵巻のちピカスタ
かなり久々の投稿ですが、以前と変わらずホームのみならずアウェイ各地へも出かけています。 さて、丸亀は、2003年と2004年の天皇杯で訪れて以来ご無沙汰。 ということで、今年は何とか行こうと思っていた。 行くからには試合観戦とあわせてどこかへ、というのが自分の基本的スタンス。 で、4月初め知ったのが、奈良国立博物館で開催される「特別展 国宝『信貴山縁起絵巻』」(もっと早く情報を得よという感じですが)。 「信貴山縁起絵巻」は平安時代末に成立した、大和国信貴山に住む僧命蓮(みょうれん)にまつわるストーリーを描いた絵巻物。一番有名と思われるのが「山崎長者巻」で、命蓮は鉢(僧侶が托鉢で使う鉢)を自在に飛ばすことができるのだが、托鉢のため山崎の長者(長者=富裕者といった感じ)のもとに鉢を飛ばしたが(自分の足で托鉢に行けというつっこみはなしということで-笑)、放っておかれたので、鉢の上に長者の倉を載せて信貴山まで運んでしまったという話(写真は今回の展覧会のチケット=倉の一番下の部分しか見えないが、倉が飛んでいくのを長者らが追っていく場面)。この話は、その後長者と命蓮の交渉の結果、倉に入っていた米俵のみ返却する(返却も鉢を使って行う)というところで終わる。 と、長々と書いたが、ストーリーのみならず絵も当時の人々の生活の様子などがわかる興味深いもので、全3巻が同時に公開されるのは初めてとのことで、何としても見に行きたいと思った。 展覧会は5月22日(日)まで。ということで、21日に奈良国立博物館に行って、翌日丸亀へ行くことにした。(最終日前日、かつ土曜ということで相当な混雑が予想されるが仕方がない) 大阪までの足はJAL様に囲い込まれてしまっていることもあり、当然のことながらJAL便を利用。席は左側の窓側を確保した。晴れていると前方後円墳や大阪城が見られから。 飛行ルートがよくわからなかったが、いつもならば見える奈良県の古墳は見られず、大阪府上空に入ったあたりで遠くに大型の前方後円墳が見えてきた。後からグーグルマップで確認した感じだと、手前の川が大和川、奥の一番大きな緑の部分が誉田御廟山古墳(応神天皇陵と伝えられる)と思われる。 大阪城。 大阪空港(伊丹空港)からは、リムジンバスで梅田に出て(新大阪行きでもよかったが梅田行きの便がすぐあったので)。 ところで奈良へ行くには、①空港からバスでダイレクトで行く、②モノレール、阪急、地下鉄、近鉄を乗り継いでいくなどの選択肢もあるが、なぜまず梅田までのバスを選択したのかというと、大阪都心まで行くならバスが早いということ、それから大阪市営地下鉄・エリア内の近鉄線と奈良交通のバスが乗り放題となる奈良・斑鳩1dayきっぷを購入したかったから。 信貴山縁起絵巻の展覧会を予想以上に早く見終えることができたら、薬師寺や唐招提寺あたりまで足を延ばせるかもしれないし、それから、新幹線で本日の宿泊地岡山まで移動することになっているので、大阪市営地下鉄乗り放題というのも、奈良・斑鳩1dayきっぷを使う大きなメリットだ。 結果からいうと、(あまり朝早い便に乗らなかったことと)展覧会がとても混雑しており、奈良国立博物館を出たのが15時ころ。薬師寺などに行く時間はあるものの、そんなにゆっくりはできない。ということで、東大寺の境内をブラブラすることに切り替えたので、奈良・斑鳩1dayきっぷを利用したメリットはほとんどなかった(奈良でバスを利用したり、大阪で地下鉄を3区間利用したりしたので若干得したが)。 東大寺南大門への参道。修学旅行生も多く大混雑。 大仏殿は素通りして、やってきたのが法華堂(三月堂)・二月堂(奥の建物)。ここまでは団体客はあまりやって来ないよう。 二月堂と鹿。 二月堂の前から道なりに下ってずっと行くと、大仏殿の裏手に出る。写真は東大寺講堂跡の礎石と大仏殿。大仏殿正面とは大違いの静かさ。 東大寺を出たあとは、近鉄で大阪に戻り、梅田で夕食を食べたあと、予定通り新大阪から新幹線でで岡山へ移動。 22日。岡山から、まず琴平へ移動。2004年の天皇杯の時訪れたような記憶がある。 あまり早朝から行動するガッツはないので、9時過ぎの電車で琴平へ。 10時40分ころ琴平着。琴平からは12時13分発の電車でピカスタ最寄りの駅金蔵寺まで行くことにしている。残り時間はわずか1時間半である。 金刀比羅宮への登り口に着いたのが10時50分すぎ、どれぐらいの時間で本宮まで登ることができるか、記憶が定かではないが、できれば11時半すぎには登り口まで戻って来て、うどんでも食べて行きたい。ということは上り下り合計35分くらい、上で5分休憩という感じか。 ということで、石段を猛然と上った。結果、15分強で本宮到着。かなりよいタイムでは?(笑 コンサの必勝を祈願して、展望台からの眺望を楽しんだあと、大急ぎで下る。 金刀比羅宮の本宮。 眺望。 本宮手前の石段(一応ここは上り専用)。かなり急です。 左に見える虎屋という店でうどんをいただく。 JR琴平駅前の道。喫茶駅前という店がノスタルジックなムードを醸し出していました。 金蔵寺駅で乗ってきた電車を見送り、いざピカスタへ。と思って少し歩くと、四国八十八か所の七十六番札所「金倉寺」という道しるべがあり、弘法さんへの敬意を表して立ち寄ることに。 「金倉寺」と書くが「こんぞうじ」と読む。ここでもコンサの必勝祈願。 やっと、ピカスタに向けて歩き出したが、スタジアム入り口の向きを間違って覚えており、ちょっと遠回りしてしまった。 キックオフ3分後くらいに着席。 結果はご存知の通り。 素人の感想だけれど、最近はゲームをコントロールできるようになっている感じがする。 上手く表現できないけれど、持っている攻撃力・守備力の合計を10とすると、さあちょっと点をとるか、というときは攻撃に割く力を6とか6.5とかに引き上げて行って、それでもだめなら7だ、という感じ。 点が入ると、守備に入れる力をあげていく。ただ、その調整がまだ発展途上で、得点後は守備の方がいきなり7とか8になっちゃう(攻撃が3とか2になっちゃう)ので、点を取った後は攻撃が極端に貧弱になってしまうというイメージ(後半小野やヘイスを入れたのは攻撃もちょっとはということか)。現在のやり方を続けていき、完成度を上げいけばよいのではと思ったりします。