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2019年04月10日

ミシャの危機感。

>ジェイはまだ無理なんかな…

 ルヴァン杯GS第3節VS湘南戦は4-1の勝利。

 武蔵ハットトリック、檀崎がプロ初ゴール。
 完封勝利であれば言うことなしだったがおおむねミッションクリアというところか。

 カップ戦ではスタメン組を起用することはあまりない。だが、ミシャは今日の試合で福森・ルーカス・宮澤・菅・武蔵の5人をスタメン起用してきた。ミシャは大分戦の負けが相当堪えたんだろう。あまりに緩い試合への入りから早々に失点しゲームプランが狂うなど結果も内容も悪かった。

 戦術以前の問題だという危機感が今日のミシャの選手起用なんだと思う。
 勝ち癖をつけるというよりは勝つために何が必要かを思い出すための原点回帰。

 ミシャ式はとかく可変システムなどアタマを使ったり、そのために技術が求められるといったことがフィーチャーされがち。だが、ミシャは常日頃から走ることを求めているし、知らず知らずのうちにタガが緩んでいたのを引き締める意味合いも大きかった。別の意味で相手云々は関係ない、自分たちがどうするべきなのかを再認識させるためにスタメン組を多く起用したのかなと考えている。

 思い起こせば去年の序盤もホーム長崎戦は福森が放り込んでジェイが競ってこぼれ球をチャナが押し込んでの勝利。勝利こそ最良の薬ってのはちとベタだが、勝つことを求め、勝つことで悪い流れを断ち切りたかった。リーグ戦に支障が出るリスクを抱えても今チーム全体に喝を入れなければ状態が悪くなる一方とミシャは踏んだのだろう。

 勝ったから言うわけではないが、そうした勘どころを抑えるのは長年Jで結果を出してきただけのことはあるな、と。檀崎が期待に応えて結果を出せたことも意義がある。チャナは替えが利かない存在だがアンロペは岩崎や檀崎にとっては蹴落とすライバル。喝を入れた効果は十分。メンツを固定しがちなミシャにしては珍しいが、それだけ危機感が大きかったと察する。次節の相手がセレッソというのも大きいだろう。それはまた改めてということで。

 …春クラは明日の仕事を終えてから。

posted by フラッ太 |21:40 | 試合後の印象 | コメント(3) | トラックバック(0)