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2018年02月12日

パシフィックリム杯の(勝利以外の)収穫。

>長崎県に大雪警報ってマジ?

 パシフィックリム杯はひとまず優勝という結果を出した。厳しいトレーニングを積んでもそれが結果に出ないと自信もなくすし、今やっていることが信じられなくなることだってあり得る。何かと雑音が大きくなりがちだったので“火消し”の効果はあっただろうし、サポとしてもひと安心。

 勝利が一番の薬。

 それは間違いなくある一方でパシフィックリム杯の収穫は大会をきちんとできたことと
 ハワイでキャンプを張れたことかなと思っている。MLSとのつながりができた…かどうかはちと微妙だけど。

 今年のコンサは沖縄→ハワイ→熊本とキャンプを張っている。キャンプの目的はシーズン通して戦えるスタミナをつけるとかじっくりと戦術を落とし込むとか練習試合にかこつけた敵情視察があると思うけど、今年は強烈な寒波で九州でも雪が降るなど国内キャンプを張っているクラブは身体をイジメ抜くという目的の達成にそれなりに影響が出ていると思う。

 プロ野球のキャンプが特にそうだけど、プロスポーツチームのキャンプは長期滞在することが多いので経済効果をもたらす(≒お金が落ちる)という側面もある。沖縄の名護市など基地問題を隠すかのように小泉進次郎がやってきて施設にもっとお金かけて来てもらおうとかいった具合に誘致する側にとっては美味しい話だったりする。○○フィーバーともなればさらにね。

 スカパーからDAZNになってそれまであったニューイヤーカップがなくなり規模は小さいながらも冠がついた大会でそれ相応の真剣勝負をする機会が減った。世界三大カップのちばぎんカップは健在だが。パシフィックリム杯はそれに取って代わる可能性があると思うし、ハワイがJクラブの新たな定番キャンプ地ともなればクラブは気候を気にせずフィジトレができるしハワイにはお金が落ちる。タダで試合を流してくれた有明放送局にはただただ感謝。

 大会の成功によって少しずつMLSとのコネもできることで世界へのチャンネル、“航路”が開けると思う。それは選手の行き来に限らないし、大会もしくはクラブへのスポンサーへの可能性だって妄想できるというもの。今大会に参加したいわきFCにはアンダーアーマーがついているのは有名だしね。
 単にコンサドーレをアピールするのではなく、北海道や札幌と地域とパッケージで売り込んでいることも有利に働く。ことスポーツビジネスに関してはアメリカは先駆者。ビジネスになる、投資する価値があると判断すればむしろアメリカの方が動きは早いしフットワークも軽い。ノウハウを学べるチャンスもあるかも知れない。

 海外進出となるとリーグや選手のレベルの高さからすればどうしたって欧州を目指すし、マネーを引っぱってこようと思ったらアジアにコネクションを築こうとする。というか、欧州クラブのアジアツアーはその典型例で分捕り合戦はとっくに始まっている。
 そんな中で“裏街道”とも言えるMLSとのつながりを持てたことは大きなところが既に東南アジアに手をつけてしまっているせいもあるだろうが、最初はニッチなところ衝くなあと思ったけど着眼点としてはシブいというか誰も手をつけないうちに早い者勝ちで航路を築こうとする意味では収穫があったように思う。

posted by フラッ太 |13:55 | コンサについて | コメント(2) | トラックバック(0)