コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年11月28日

W世界戦結果

【WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ】

挑戦者 木村 悠 (帝拳) 判定 2-1 王者 ペドロ・ゲバラ (メキシコ)

挑戦者の木村は、早朝ランニングのあと普通に商社マンとして働き
仕事が終わってから帝拳ジムでトレーニングをしている苦労人ですが
これは自らが選んだ道なのだそうです。
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試合は世界戦にしては低次元だな~と思うようなものでした。
それでもダイナミックにパンチを振うメキシコ人王者が4Rまでポイントをリード。
5Rには不用意な右フックをもらい木村がグラつき、ヒヤッとしました。
6Rに木村のボディブローが1発命中すると王者は急激にスローダウン。
8R終了時点での発表ではジャッジ2人が木村の追い上げを支持。
しかし内1人は2ポイント差で王者がリードだったので
木村は残り4つのラウンド全てを取らないと勝てないという苦しい状況です。

木村はその期待に応え、弱いパンチながら、頭を使ったボクシングで
更なる追い上げを見せました。

試合が終わり、リングアナが3人のジャッジペーパーを読み上げ
2-1であることが分かりました。

そして 「WBC世界ライトフライ級・・・・・・チャンピオン! 木村 悠~!」
のコールがあり、木村が逆転の勝利となりました。
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ちなみに王者ペドロ・ゲバラは弁護士資格を持っているインテリボクサ-7です。



【WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ】

王者 カルロス・クアドラス (メキシコ・帝拳) 判定 3-0 挑戦者 江藤 光喜 (白井具志堅)

挑戦者の江藤は沖縄の元ヤンキー (笑)
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実は彼、日本人としてタイで初の世界戦勝利を挙げた記録を持っています。
2年前のことですが暫定王座に就いています。
しかし当時の日本はWBAの暫定王座を公認していなかったので
世界王者 (暫定であっても世界王者は世界王者です) として認められませんでした。
その暫定王座を初防衛戦で失い (同じくタイで挙行) 今回は2度目の世界挑戦です。

チャンピオンはアマ時代からのボクシングエリートで
プロ転向後も引き分け1つの他は全勝。今回は5度目の防衛戦でした。
パンチが強く連打もありKO率は非常に高い上、フットワークも使える難敵。
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セコンドの指示で4Rあたりまで体力を温存した江藤がパンチを出し始めると
脅威を感じたチャンピオン陣営は無理に打ち合わず
フットワークを使ってアウトボクシングする作戦に切り替えました。
江藤にもう少し追い足があれば・・・とは思いましたが
この強いチャンピオンに逃げ回る作戦を取らせたぐらいだから
そのうち世界王者になれるような気がします。


posted by hiroki |21:04 | プロボクシング |