2012年08月26日
「ストレスかからない」
ちょっと長い文になりますが、どうしても書き残しておきたいので (笑) 昨夜の試合に限ったことじゃないけど 相手が果敢に攻めてきた時、コンサの選手は受け身一辺倒になっている感じがします。 例えば昨日のキックオフ直後から最初の失点をするまで。 連携も個の技術も高いガンバが、J2降格争いから早く抜け出すために まずは先制して優位に立とうと、やや強く攻めてきて あとはもう、いつ失点してもおかしくない雰囲気。 コンサは受け身一辺倒だから ハモンが「やり易いから」とスタッフに起用を直訴したらしい内村は仕事にならない状況。 ところが失点の直後、眠れる獅子が目覚めたかのごとく強襲をかけるコンサ。 あっと言う間に日高拓磨のヘッド炸裂で1-1の同点。 こちらが攻める姿勢を出せば、相手は守備もやらなければならないから 好き放題にパスを回すような攻撃の時間が減るわけです。 でも、相手の攻めにビビって、おっかなびっくりみたいな動きになると また相手は好き放題なやり方で点を取りにくる……。 自陣へ、そしてバイタルエリアまで侵入されても まるで規則に縛られているかのようにボールを奪取するような気迫が見えないコンサ。 相手にFKの達人がいるから危険な区域でファールをするなと言われ それを忠実に守ろうとしているのかも知れません。 コンサの選手もボールを持った相手の近くまでは走り込んでいるけど 一定の距離を開けて止まってしまう……。あとはコースを塞ごうとしているのかな。 でもその動きは相手にとって 『コンサの人たちは、来ることは来るんだけど、本気でアタックはして来ないから』 と心のゆとりにつながっているような……。 解説者の柱谷幸一氏にも 「ガンバの選手はボール持ってもストレスかかりませんね」 みたいなことを言われていました。 ファールが怖いのか、或いはアタックをかけても簡単に交わされてパスを送られた場合 アタックをかけに行った分、その勢いで戻りが遅れ 守備に支障が出ると考えているのか……素人の私にはよく分からないけど 相手の手前で止まってコースを塞ごうが、思い切ってアタックをかけ奪取へ行こうが 結局パスを回されてしまうのなら 相手にストレスをかけないよりは 『本気で取りに来るぞ』 とプレッシャーをかける方がマシでは? とかって思うのは、やはり素人の戯言なのかなぁ (^_^;) 昨夜を例にとれば、日高と上原のゴールシーンがあった時は まるで何かが憑りついたみたいに攻撃の迫力を感じました。 それが出来るんだから、相手が攻めに入ってきた時にドン引き&アタック無しみたいな 消極的プレーに徹する必要なんか無いと私は思うんです。 点を取りにいくよりも失点をしないように……なんて言っていられる状況じゃないし。 特に自陣エリア内では相手にストレスをかけるような気迫を出さなければ!と思います。 ストレスをかけられているのはコンサの選手ばかり……いやサポーターもでしょう。 そんな中で、昨夜1番残念に思ったのは前半終了間際の凡ミス……。 あれだけ守勢に回る展開でも、後半を1点差で迎えるのと2点差で迎えるのとでは全然違うはず。 しかもJ1に残るためには1試合1試合をトーナメントのつもりで戦わなければならない そういう状況の真っ最中に出てしまったCB奈良の信じられない軽率なプレー。 彼の軽いミスが失点に結びついたのは昨夜が初めてではありません。 ミスをするならするでも、それを糧に成長していってほしいと思うんですけど 到底そういう風には見えません。 後半には岩沼のバックパスがオウンゴールに……という場面もありましたが あれは窮屈で危ない位置にいる彼にボールを送ったGK杉山にも問題があると思いました。 もちろん、もう少し気持ちに余裕を持てれば、杉山が難なく取れるバックパスが出せるとか あんな強いボールを枠内に蹴るしかないのならクリアしてCKで済ませるとか そういう判断が出来ないというのもあったと思います。 9月1日の札幌ドームでは、昨夜の得点シーンで見せた気迫を随所に出し 相手にストレスを与え続けるような動きで 終わった後に、昨夜とは別のチームみたいだったと思わせるような試合を期待します。 ノースと河合キャプテン、早く戻って来てほしい。
posted by hiroki |10:19 | コンサドーレ |