2012年07月16日
W世界戦
テレビ東京系で20:00から放映されたボクシングW世界戦の中継が終わりました。 ラウンド間のCM時間に長短があり過ぎたので おそらくWBCフライ級戦が19:00頃から始まって 試合終了後の20:00頃からWBAスーパーフェザー級戦が行われ テレビでは1時間遅れの録画放映だったのかな?と思いながら観ていました。 テレビでは20:00過ぎから始まったWBC世界フライ級タイトルマッチでは 挑戦者の五十嵐俊幸が、マッチョなチャンピオンのソニーボーイ・ハロ (比国) を 2-1の判定で破って見事に王座を獲得しました。 五十嵐は帝拳ジムの所属で 1970~1973年にかけ5度防衛したジムの大先輩である大場政夫さんが保持していた フライ級の世界王座を帝拳に呼び戻した形です。 ※ 大場政夫 東京下町育ち。 1970.10.22にタイのベルクレック・チャルバンチャイを13Rに倒して王座獲得。 スポーツカーを乗り回すという幼い頃からの夢を叶える。 1973.1.2に行われたチャチャイ・チオノイ (タイ) との防衛戦では 初回に痛烈なダウンを喫し、その際、足首を捻挫。 セコンドに言うと試合を止められてしまうと思い 足を引き摺りながら戦いを続けて12Rに逆転KO勝利。 その約2週間後、夢を叶えて購入した栄光のシボレーで首都高速を爆走中に 交通事故を起こして即死。世界王者のまま逝去した。 さて、非常に楽しみにしていたノックアウトダイナマイト内山高志の防衛戦! WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンの内山は 2年前の1月に12R:KOで王座を奪取して以来4度の防衛戦をオールKO勝利。 パンチが強いだけじゃなく、アマチュアボクシングで鍛えた防御と技術に長ける 素晴らしいボクサーです。 それだけに今日も強烈なパンチで挑戦者をマットに沈めるシーンを期待しましたが 挑戦者のマイケル・ファレナス (比国) が頭から突進するタイプで 3Rに激しい頭突きを喰らった瞬間、内山の瞼から激しい出血! レフェリーがドクターに診せ、傷がかなり深いという判断で試合終了。 WBAルールにより引き分けで内山が防衛成功となりました。 4Rまでの偶然なバッティングによるストップは引き分けになります。 引き分けの場合、チャンピオンの防衛成功です。 あまりの呆気ない幕切れにシラけた感じでしたが 挑戦者はもちろん、内山にとってもまだまだ試合をやりたかったはず。 何のために厳しいトレーニングを積んできたのか……って感じですかね。 そして高額なチケットを購入した観客にも申し訳ない気持ちで一杯でしょう。 このモヤモヤした悔しさを次の防衛戦で晴らしてくれる事を期待します。
posted by hiroki |21:51 | プロボクシング |