2011年07月07日
N君のこと
N君は私より1歳年下だけど、同じ年の同じ日に同じ業界の人間になった。 同じ日に採用された28人が札幌の某施設で1週間の研修を受け そこで私はN君と初めて出会った。 その後は同期会とか出張先で偶然とか……そんな感じで何度か顔を合わせている。 そして昨年、偶然私の転勤先である茨城県の某部署でバッタリ! 職場は別々だが同じ部署なので何度か昔話に花を咲かせた休憩時間。 N君は未婚のまま海を渡り関東などの勤務地を転々とした。 「俺は休みの日に釣りさえ出来れば何処でもいいのさ」 と北陸を希望し 念願叶ったのはいいけど中越地震に遭って公私共に大変な思いをしたと笑って言った。 最も印象的だったのはこの言葉。 「ナゼかわからんけど、こっち (関東)で俺と同じ部署になった 単身赴任で北海道から来た奴は、みんな体を壊して途中で北海道に 帰るしかない状況に陥っているから体には十分気をつけろヨ!」 5月頃 「事務室の地デジテレビが映らないから茶飲みがてら見に来てくれ」 の誘いで 私の事務室を訪れて色んな面白い話を熱く語ってくれたN君。 6月中旬、N君に用事があって彼の部署に電話をしたら 「Nさんは心臓の調子が悪くて入院しているんです」 と言われた。 今日の朝、N君の入院先や病室を彼の部署に電話で聞いて土曜に見舞いへ行こうと思った。 その矢先、N君が今月2日にこの世から旅立ったと知らされた。 私が宇都宮へ餃子を食べに……栃木戦の応援に行った日 彼は49歳というこの世での短い生涯を終えていたのだ。 この先は自分の気持ちの強さに自信がある方だけご覧ください。
posted by hiroki |21:04 | 気楽に日記風 |