2009年04月08日
昔の氷上の妖精
先日、スケートが盛んな町の某博物館で、この写真を見つけました。 1972年に行われた札幌冬季オリンピックの女子フィギュアスケート表彰式です。 金メダルはベアトリクス・シューバ (オーストリア) 左側は銀メダルを獲得したカレン・マグヌセン (カナダ) そして右側で笑顔を振りまいているのはジャネット・リン (USA) です。 現在のフィギュアは、ショートプログラムとフリーで順位を決めていますが この写真の当時は、コンパルソリー (規定) とフリーでした。 コンパルソリーというのは規定された幾つかの図形どおりに どれだけ正確に滑ることができるかで得点がつきます。 図形といっても、ごく小さなものだから非常にテレビ映りが悪く わざわざ入場券を購入して観戦に行った中にはガックリきた人もいたと思います。 金メダルのベアトリクス・シューバは、このコンパルソリーが非常に上手くて フリーでは7位だったにもかかわらず、コンパルソリーでの貯金により 逃げ切って表彰台の中央に立ちました。 一方、銀メダルのカレン・マグヌセンはフリーで2位 そして銅メダルのジャネット・リンはフリー1位だったのです。 そういうのは如何なものだろう…… みたいなこともあって 札幌五輪の後からは、コンパルソリーとフリーに加え、ショートプログラムが導入され そして現在のルールへと至っていくのです。 しかしまぁ、札幌五輪の女子フィギュアでは シューバとかマグヌセンという名より 3位のジャネット・リンが後々名前を残しましたよね~。 フリーで思い切り尻もちをついても笑顔だったし (笑) 選手村の部屋に落書きしたことさえ有名なエピソードになりましたもの。 普通なら厳重注意だろ! みたいな (^_^;) それどころか、札幌オリンピックと聞いて出てくる選手の名前と言えば 笠谷幸生さんの次に!リンっていう人も多いかもしれませんね (^_^;) さて来年のバンクーバー五輪ではキム・ヨナを破り 日本は2大会連続の金メダルを獲得することが叶うでしょうか !?
posted by hiroki |20:31 | スポーツの話 |