2008年01月14日
川嶋が大健闘!
ボクシング世界タイトルマッチの中継が、つい先ほど終了しました。 興味のない方はスルーして下さいね(^ ^) WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者:アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ) vs 挑戦者:川嶋 勝重(大橋)バカボンのパパ川嶋勝重は、昨年日本人として最年長で世界王座に就いた 北海道虻田郡豊浦町出身の内藤大助と同じ33歳。 平成16年6月に、それまで8度も防衛を続けていた 徳山昌守 (在日朝鮮人3世、国籍:北朝鮮) を、1RKOで倒し世界王座を奪取しています。 2度の防衛に成功した後、徳山にリターンマッチで敗れ王座陥落。 その後は18年と19年に1度ずつ世界王座に挑んだものの勝つ事は成らず おそらく今回がラストチャンスとして、ムニョスに挑んだ試合でした。 一方、チャンピオンのムニョスは31勝2敗28KOという凄まじい強打を誇るボクサー。 川嶋が一方的に不利だろうという大方の予想でした。 しかし試合が始まると序盤こそムニョスの強打が目立ったものの 中盤は川嶋の強打に遭ったムニョスが明らかにペースを乱していました。 その後も川嶋は、特にラウンド終了15秒前あたりから激しい打ち合いに持ち込み 何度かムニョスをぐらつかせたほどでした。 せっかく押せ押せムードだった川嶋でしたが なぜか9Rは手を出さずにフットワークで流します。 「川嶋が圧倒的にリード!」と、超ポジティブな解説をするガッツ石松の横で 現役世界王者の内藤大助(ゲスト解説)は 「なんで攻めないんだろう… もったいねぇな~。」とボヤキます。 苦しかった9Rを無難に乗り切る事が出来たムニョスは、10Rから息を吹き返します。 まぁそれでも10~11Rはどちらにポイントを付けてもおかしくない内容でした。 そして第12Rが終了。判定の結果、3-0でムニョスが防衛を果たしました。 ジャッジ2人は僅差でしたが、1人は6ポイントも差をつけていました。 ガッツ石松は「不可解な判定!」と怒っていましたが、これが世界戦。 どっちつかずのラウンドは、大抵チャンピオンにポイントが流れてしまうのです。 結局、川嶋はムニョスにダメージを与えるような強打が断片的には見られても 手数と有効打においてはムニョスが上という判断をされてしまったのでしょう。 vs日本人6戦全勝のムニョスも、明らかに今日は大苦戦でした。 いくら日本人キラーと言われていても、これまで戦った日本人ボクサーで 川嶋のようにパンチの強い選手はいなかったですからね~。 少し勝手が違ったのかも知れません。 試合中(終盤)、川嶋が有利だと感じていたのはおそらく ムニョスのセコンド陣営とガッツ石松ぐらいで 川嶋本人と大橋会長、そしてゲスト解説の内藤大助は 微妙な結果になるのでは?と思っていたような気がします。 残念ながら2度目の世界王座に就く夢は叶いませんでしたが 大方の圧倒的不利という予想を覆し 33歳ながら、強いチャンピオンを土俵際まで追い詰める健闘を見せたバカボンのパパ川嶋勝重には拍手を送りたいと思います!パチパチパチ!
posted by hiroki |22:10 | プロボクシング |