2006年07月17日
こんな形で終わりたくない!
3連休最後の日は、朝から高校野球南北海道大会観戦のため円山球場へ。 3年生にとって最後の公式戦になるかも知れない試合だから全て楽しみですが 最大の目的は何と言っても夏の甲子園3連覇を目指す駒大苫小牧高校に 最近何かと大変な夕張市に明るい話題を呼び込みたい夕張高校が挑む第3試合でした。 第1試合は、打倒駒苫に燃える小樽の北照高校が ごく普通の公立高校である札幌白石に7回コールド勝ち。 札幌白石もしっかりした守備で持ち味を出し切りました。 結局は、学校の部活でやっている野球部と、全国制覇を目標とするチームとの差でした。 そして第2試合は、これまた普通の公立高校札幌新川対古豪函館大有斗。 試合は札幌新川のエース部田をバックが好守備で支え 打線のパワーと体格の良さで勝る有斗と互角の展開。 しかし7回に勝ち越した函館大有斗の8回表攻撃中に1発の激しい雷鳴。 たちまち雨が強くなって、主審は試合を中断。それから数分後…… このままだと札幌新川高校野球部3年生最後の夏は 9回まで戦うことなく終わってしまいます。 場内放送で本部に呼ばれる両校の部長。 内野は湖のような状態。激しい雷雨は弱まる気配なし。 もう、どうやっても中断後の試合続行は無理。 でも3年生のために「終わってたまるか!最後まで試合をさせたい!」の気持ちで ズブ濡れになりながらも応援をやめない札幌新川のベンチ入り出来なかった部員達を見て 私は胸が熱くなる思いでした。 〔激しい雷雨の中あきらめずに声援を送る部員たち〕 結局は無情の7回降雨コールドゲームで函館大有斗が2回戦へ進出。 最後まで戦えずに部活を去る札幌新川の3年生部員たち。 全校応援のため外野席で待機中の夕張高校生徒たち。 新川同様、ズブ濡れ状態のままスタンドで応援を続ける函館大有斗の部員たち。 駒大苫小牧の試合を見ようと朝から駆けつけたが叶わなかった観客(私も同じ)。 それぞれの思惑が駆け巡る中 今年の高校野球は一体どんな結末が待っているのでしょうか。
posted by hiroki |15:28 | 高校野球 |