コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2008年04月20日

こういう現実があった

昨日は朝イチで狸小路6丁目のシアターキノへ行き
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち) という映画を観ました。

あさま山荘事件は日本の事件史上有名で、知る人は多いでしょう。
2002年には、突入せよ!あさま山荘事件 という映画も公開されましたし(^ ^)

しかし、この「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」という映画では
有名なあさま山荘事件のみならず
学生運動から赤軍派の台頭、革命左派の登場、そして連合赤軍誕生から
あさま山荘事件に至るまでの流れ
更に、その後の動向までがほとんど網羅されています。

私はてっきり、あさま山荘に立て篭もったあたりでエンディングになるのかと
思っていましたが、1972.2.28に強行突入が行われ夕方検挙されるまでの
山荘内における出来事や犯人グループと人質となった管理人の妻の感情等が
見事に描写されており、本当に凄い映画だ!と身震いするようなものでした。

頭の中で様々な感情が渦巻いた3時間以上にも及ぶ長い映画が終わり
映画館からポカポカ陽気な昼下がりの札幌中心街へ出た瞬間
私は平成20年の現実世界に戻されたのです。


この下はネタバレ注意です(^o^)

強行突入により2名の警察官が尊い命を落としたあさま山荘事件では
立て篭もった5人の連合赤軍兵士が検挙され
一連の事件に終止符が打たれたかにみえました。
 
しかし翌月になって立て篭もったメンバーや、その前に検挙されたメンバーが
日本中を震撼させる自供を始めたのです。
それが後に連合赤軍リンチ事件と呼ばれる極めて恐ろしいもので
山岳ベースにおける赤軍派トップの森 恒夫や革命左派トップの永田洋子が
首謀となって「総括」「粛清」等の名のもと
1971.12.31~1972.2.12までの間に、なんと12名もの同士を殺害していたのです。
全員に殴る蹴るの暴行を受けた後、食事も与えられないまま厳寒の屋外に
数日間縛られて命を落とした者。中には処刑された者もいました。
更に、あさま山荘まで逃げ延びた吉野雅邦の事実上の妻は
妊娠8ヶ月の子を宿したまま……。

リンチ事件についてはこちらに詳細が載っています。

何と言っても映画ではこの忌まわしいリンチ事件の模様が
詳しく描写されている点に注目です。

実際にあった現実…… 本で読んだだけでは掴めなかったものが
この映画でもう少し深く知ることができたと思います。

まぁもし関心がおありでしたら、絶対に見ておくべき映画だと思います。

posted by hiroki |13:28 | 事件 |

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この記事に対するコメント一覧
Re:こういう現実があった

初日に行こうと思いましたが混んでるのを警戒して止めました。
平日の休みがあるので行ってきます。

柊のジャマイカ肉団子を食べました。
僕にはあっさり過ぎでしたから今度はボンベイスープにしよっと。

posted by OWLS| 2008-04-20 17:50

Re:こういう現実があった

ついに行かれたのですね。
中々、考えさせられる映画のようですね。
興味はありますが私は行かないと思うので内容を聞けて嬉しいです。
ちょっと恐いかもですね。

posted by ドールズママ| 2008-04-20 21:12

Re:こういう現実があった

>OWLSさん
小さなシアターですものね。朝9:40からの1本目でさえ
席の7割が埋まっていましたし、私が見終わって出ると
果たして全員座れるかな?というぐらいの多くの人が来ていました。
平日に是非鑑賞し、感想をお聞かせ下さいね!!
MAJIⅡ.柊は、やっぱりボンベイスープですよ(^o^)
にんにくチップが一杯入ってますけどね(笑)

>ドールズママさん
気持ちの優しい人、平和主義者の人には
思わず目を背けたくなるようなシーンが多くて
私でさえ何度か、思わずスクリーンから目を逸らしました。
でも永田洋子さん役の女性は少々凄み不足かも(笑)
吉野雅邦さん役と重信房子さん役は顔もかなり似ていました(笑)

posted by hiroki| 2008-04-20 22:15

Re:こういう現実があった

管理人さん、はじめまして、私も先日「実録、連合赤軍...」を観てきました。当時同じ青春時代だった私は忘れることの出来ない出来事でしたので、確認と決別の意味で。ノンポリの私でしたが、よく渋谷、新宿、羽田で意味もなく職務質問されました。髪を伸ばし、黒っぽい汚い格好をしていたからでしょうね、映画を観てから何日か重たい気分で過ごしましたが、先日、ふと思い出して、若者たち三部作(以前スカパー日本映画チャンネルで放送したのを録画したもの)を観て少しすっきりしたかな、私を含めて、当時の若者達は不謹慎かもしれませんが、面白い時代を観てきたのではないでしょうか。これから、少しでも自分に勇気ある行動が出来たらと思います。さて、今日もドームにコンサの応援に行きます。ちなみに私は96年のホーム3試合目からサポーターをしています。ここ何年間は仲間達とSB席で応援しています。今日もお互い頑張りましょうね。では、失礼します。

posted by TAKA3| 2008-04-26 08:13

Re:こういう現実があった

>TAKA3さん
初めまして!コメントありがとうございます(^o^)
あの当時まだ子供だった私でさえ
映画を観た後しばらく気持ちが重かったのですから
彼らと同年代のTAKA3さんが何日もそういう気分になられたのは
よくわかるような気がします。
確かに、やり方は非常に大きな問題が沢山あったけど
目指したものは間違っていなかったと私は思っています。
とりあえず今日の新潟戦、応援で頑張りましょう!!

posted by hiroki| 2008-04-26 10:37