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2008年12月18日

FRB砲が主砲を発射

連邦準備制度(FRB)があっさりと0金利を決断しました。
昨夜の報道ステーションでは,現行の1.0%から0.5%の下げと市場は考えていた,なんて言っていましたが私が見ていた限りでは「0.5じゃ普通すぎる。バーナンキなら当然0.75%下げる。もしかしたらゼロ金利もあり得る。」という声が多かったように思います。

で,ふたを開けてみたらあっさりゼロ金利で,その上に長期国債の買い切りというおまけまで付いてきました。しかも決定が満場一致。
いわゆるリフレ政策の発動で,前からバーナンキ議長が言っていたとおり,本当にヘリコプターからお金を巻きはじめました。ほんとにどんなことでもやる気だったんですね。

この対策自体は10年以上前から「日本ではこれをやれ!」とそこかしこで言われ続けて,しかし無視され続けてきたことです。で結果は日本でずーっと不況続いてしまっているので,このあとアメリカではどうなることか,いやでも注目せざるを得ません。

さて問題の我らが日本。今日明日で日銀政策決定会合です。

日本でもFRBと同様に・・・というのはちょっと難しい気もします。やるだけならたぶん簡単簡単なことなんでしょうけど効果はというと,銀行がお金のやり場に困るだけで,結果として国債ばっかり買ってたりして大して効果が上がらない,なんてことは十分ありそうです。

が,ここにいたってアメリカの手はほぼ出そろい,日本は追従するしかないところまで追いつめられてしまったので,お金さえジャブジャブにすれば,意外といいところにいくかもしれません。

本来なら連動して政府の補助なんかで効率の良い投資先を作るんですけど,その政府が敵味方入り乱れての足の引っ張り合いになっていて機能していないのが泣き所ではありますが,それを理由にしてなにもしないでいい時期は過ぎてしまいました。かくなる上は日銀独自ででも対応が必要です。そのための独自性でしょ?

いいかげん日銀は黙ってるばかりではくなんかしてください,っていうしろ,ほんとに。

posted by cudos |10:08 | コメント(0) | トラックバック(1)