2007年12月06日
テラ豚丼とKFC
食品偽装で大騒ぎの世の中ですが,とびっきりが出てきた気分です。 吉野家、「テラ豚丼」動画騒動で謝罪 「ゴキブリ揚げた」mixi日記は「事実無根」 ケンタッキーに「本人が謝罪」 食品を扱う会社のバイトが起こしたトラブル2件です。ならべるとケンタッキー・フライド・コックローチのインパクトが強烈ですね。 どちらも健康被害は出ないだろうと頭ではは思えますが,良い気分はしないです。 で,それぞれの対応はというと。 吉野家は,動画投稿に対する当社の対応について[2007.12.03] で事実確認が溺死大処分&再度社員教育の徹底をうたっています。 大してケンタッキーは,「事実無根の内容。5日夜に本人が、『いたずらで嘘を書いた』と保護者同伴で謝罪に来た」だそうです。 ケンタッキーの場合,ウソとか事実がない以上証明しようがない,というのはその通りでしょう。とはいえ,この答え方はちょっとありませんね。 ケンタッキーは特に研修を受けて合格したものしか料理できないとか聞きますし,それならば相応の管理体制があるはずです。それを説明しないことには,回りからは隠してるようにしか受け取られません。 あるいは,ゴキブリがほいほい出てくるような衛生管理はしていないとか。 逆にそういった管理体制がないのであれば・・・ほんとに揚げてるかもしれませんね。今後のさらなる対応に期待です。 吉野家の場合,どう見てもそんな体制はありません。調理の人は限られてかもしれませんが,色々なものが出入りは自由っぽい。テラ豚丼ではゴキブリのインパクトで負けてしまっていますが,実際に口では言えないような丼が無いとも限りません。これはコンビニおでんも同様ですが。 対応のやる気は吉野家の方がありそうなのが救いです。 自動車の安全性に対するコストに,消費者はきちんと金を払うようになったように,食品業界も安全衛生に対してコストを使い,それをしっかりアピールする必要が出てきたということなのでしょう。 安ければいいという時代はそろそろ終わりつつあります。 そういう意味では,いろいろな面で会社の差別化ができるようになりますので,かえって良いのかもしれませんね。
posted by cudos |17:14 | その他 | コメント(3) | トラックバック(0)