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2007年11月26日

世紀の大発見!!!

皮膚細胞から万能幹細胞の誘導に成功

京都大学再生医科学研究所の山中教授による発見。人の皮膚から万能細胞を作り出すことに成功しました。
まさに世紀の発明で,数年後にはノーベル賞ものです。

とはいえ発見だけでは1円にもならないのが現実でもあったりするわけで,成果を横取りされないように,また現実的な利益に結びつけるためには,続けざまに資源の投入が必要になります。

実際に各機能を持った細胞に分化させる方法,現在はガンを誘発する遺伝子を使っているのでこれを安全なものにする方法,世代が変わっても劣化しないのか・・・いくらでも検証すべき課題はあります。

が,なにをして良いのか分からなかった今までから,次になにをすべきかが一気に分かるようになったのです。あとはもう投入する資源の問題で,時間と手間と金をかけて見つけたものを片っ端から発表して特許出願していくだけです。再生医療はこの発見を機に早い者勝ちの時代に突入したのです。

文部科学省が,この発見を受けて追加で研究費を5年で70億円突っ込みました。文部科学省にしては大盤振る舞いです。が,額としてはショボいとしかいいようのないと言うかなんというか。。任天堂の会長が,京大病院のショボさにガッカリして,資財を寄付したのも70億円。
国の財布って一人の金持ちのの財布よりも小さいんですかね。。。

今の総理が福田でなく,小泉なら勢いで(と見せかけておいて実は計算尽くで)数百億は突っ込んでたんじゃないか。。あるいは「とてつもない日本」の麻生でも絶好のネタとして食いついたに違いない。つくづく総理大臣の選択を間違えてる,と思わずにはいられません。
道路造りで60兆円なんて寝言いってないで,これの10%でもこの種の研究に突っ込んで,日本が立ち直るきっかけにしてもらいたいものです。

なんにしても,なんとか生きているうちに医療技術の革命の恩恵に預かれそうなのはうれしい限りです。

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posted by cudos |11:34 | 医療 | コメント(0) | トラックバック(0)